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第851話
「もっと動かすのか?」
何度も頷く三条の前髪が揺れる。
「痛てぇだろ」
「痛くないです…」
「キツいだろ?」
「…キツく、ないです…」
知っている。
知っていて聴いてるんだ。
世話ねぇだろ。
けど、言わすのが良いんだ。
そうでなくても羞恥心の高い子だ。
それを煽れば煽るほど、淫らな姿を見せてくれる。
「そうなのか?」
「………ん」
楽しくなってきた長岡は、更なる“イチャイチャ”を求めるように言葉を続ける。
「どれくらいが良いか分からねぇしなぁ」
「…知ってる……」
知ってる。
そりゃそうだろ。
何度、セックスしたことか。
何度、自慰を見てきたことか。
ゆらゆらと腰を揺らめかせつつ、きゅっと口を結んだ。
「…こう、」
自身の手にあたたかなそれが重なると、上下させはじめた。
あー、くっそ良いな
か
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