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第858話

硬くなったソレを握る手をゆっくりと上下させる。 体温の低い長岡でも、血液の溜まるトコロはあたたかい。 パクパクと口を開ける鈴口も目の前だ。 舐めたい。 先走りを舐めとりたい。 ゆっくと上を見上げると、恋人と目があった。 「駄目だぞ」 「…なにも言ってません」 「舐めてぇなぁとか考えてんじゃねぇの?」 「……」 「なんで分かるんだって思ってんだろ。 分かりやすい顔してるからな」 そうなのだが、なんだか悔しい。 9歳も歳の差があれば経験の差もあるだろう。 教師という職業柄、人をよく見ているのもあるだろう。 根元をきゅっと握り締め、そのままゆっくりと手を動かす。 「んなことしても、だぁめ」 「…そういう意味じゃ…」 長岡の好きな刺激より僅かに手を締め、擦り上げる。 じわっと溢れる体液を絡ませるように動かしていくと、陰茎に浮かぶ筋もくっきりと浮き上がっていく。 裏スジもすごい。 こんな綺麗な顔とは真逆のエグさだ。

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