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第886話

「電源入れるか?」 「…お、ねがい、します」 今度こそコントローラーが長岡の手へと渡る。 そして、すぐに体内のソレが振動をはじめた。 緩やかな刺激だ。 だけど、目の前の長岡に見られていると思うとたまらない刺激だ。 「…っ、……」 脚の間に身体を割り込ませられ、大きく股を広げてしまうなんとも恥ずかしい格好から動けなくなってしまった。 身体を押し付け脚を閉じられないようにもする。 器用に動く身体が密着し、更にドキドキと胸が跳ねる。 体勢的にも、どうしても長岡のソレが丁度良い場所に当たり、快感を思い出してしまう。 まだなにもされていないのに。 服すらはだけていないのに。 期待だけでこれだ。 「首輪は? 今日は遥登のして欲しいこと全部してやるよ」 「して、ください…」 長岡の所有物だって強調されたい。 長岡は俺のだって、独占欲を満たされたい。 すぐにサイドチェストから取り出された首輪は、指1本分の隙間だけを空け締められた。 「似合ってる。 じゃあ、思い出に残るように甘やかしてやる」 「おねがいします…」

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