888 / 984
第888話
平べったいだけの胸を撫でられていると、乳首が勃ってしまう。
まるで弄ってほしいとアピールしているみたいで恥ずかしい。
だって、勃てば長岡はソコを弄ってくれる。
身体がそれを理解しているように思えてしまうからだ。
「……は、ぁ………っん」
人差し指が乳輪をなぞりはじめた。
服で隠れているお陰で自分からは弄られているソコは見えないが、長岡からは感じている顔まで丸見えだろう。
こんな恥ずかしい顔見られたくない。
だけど、こんな恥ずかしい顔を見せられるのは長岡しかないのも事実だ。
ローターのもどかしい刺激と共にゾクゾクが拡がっていく。
燻る身体はほんの少しの刺激で今にも快感が燃え上がりそうだ。
なのに、肝心の快感が与えられない。
「…あ、の…、」
「んー?」
「ち、くび…、触って、ください…」
「乳首?
こうか?」
人差し指の腹がぎゅっと乳首を押した。
確かに触っているが、そうではない。
もっと痛いのが良い。
いつもみたいな。
目で訴えても、与えられないのは理解している。
だから、上擦ってしまう声でお強請りをした。
「痛いの…が、良いです…」
「痛てぇの?
こうか?」
「……ぅんっ」
親指と人差し指が、小さな乳首をぎゅっと摘まむと左右に捻った。
ぎゅっ、ぎゅっ、と捻られるとジンジンとした痛みが拡がっていくのが気持ち良い。
ともだちにシェアしよう!

