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第889話

痛いのが気持ち良い。 痛いから気持ち良い。 分からないけど、少し痛いくらいの力で捻られると乳首からジンジンした快感が頭を撫でる。 強すぎず、弱すぎず。 丁度良い力加減なのは、何度もソコを弄られてきた証拠だ。 「今度、ニップルクリップでも遊ぼうな。 首輪に繋げて、散歩しようか」 乳首を挟まれ、それを首輪に繋げて、長岡と散歩。 甘い声に惑わされる。 「…ぁ……」 「えっろい声。 どこ散歩すんの想像したんだよ」 「…ぇ、そ…外……」 「外が良いのか。 分かった。 しような」 散歩と言われたから外かと思ったが、長岡の反応から外限定ではなかったらしい。 ニヤニヤと嬉しそうな顔をしている。 どんなにダラしない表情でも、その顔立ちのお陰で下品ないやらしさはない。 むしろ、雄くささが際立つのが狡い。 「そ…じゃなくて…、散歩って、外だと…おもっ」 「かわい。 ほら、腕上げろ」 「わっ、」 パーカーが暖かな肌着ごと脱がされ、ベッドの上から落とされる。 思わず胸を観れば、いつもより色が濃くなり勃ち上がった乳首を目にしてしまう。 かぁっと体温が上がる。 視覚情報として頭が処理をすると、急に羞恥心が沸き上がる。 「あっ、…まっ、てくださっ、」 「だぁめ。 待たねぇよ」 もう1枚落とされた服に更に身体がアツくなった。

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