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第895話
ずっぷりと埋め込まれる陰茎の大きさに、不思議な満腹感を感じる。
強制的に腸が膨らませられる感覚は、苦しさにも似た幸福感がある。
少しばかり筋肉がついた腹は、エロ漫画のように陰茎の大きさを反映させたりはしない。
それでも、愛おしい。
「……おっき………、俺のこと、つかってください…」
「そういうこと言いやがって…」
クンッと腰を突き出されると、大きく張ったカリがイイトコロを引っ掻く。
久し振りなせいか、その感覚が我慢出来ない。
前立腺が気持ち良い。
「使って良いんだよな。
お願いしますっつったよな。
後悔すんなよ」
手首を掴み返されたかと思うと、男の力でシーツへと押し付けられた。
そして、はじまる律動。
身体が上へと押し上げられるのに、縫い付けられた手がそれを許さない。
そんなことにさえ興奮してしまい、頭がアツくなる。
「ぅ゛…っ、あ……っ、あっ、……ぅ゛う゛…」
ピストンのたびに声が漏れる。
耳に届くのが恥ずかしい。
恥ずかしいのに、抑えられない。
「ははっ、えっろい声。
ほら、気持ち良いです、は?」
「…きっ、……きも……きっ、ぃ゛」
「言うまでやめねぇぞ」
「……きも…っ、ぢ……っ、で…す……」
こんなの、完全にスイッチが入ってしまう。
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