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第897話
物のように揺さぶられることにさえ興奮してしまう。
本当にあさましい性だ。
恥ずかしい。
「ぁ゛…っ、あ゛………」
息がしたくて口を開けると、あさましい声が漏れる。
こんな媚びた声をあげてしまうなんて。
だけど、抗うことも出来なくてただ揺さぶられるだけ。
次第に頭がドクドクして、身体がふわふわしてくる。
自分の身体なのに不思議だ。
自分の意思なんてあってないようなもの。
好き勝手される快感に身を任せ続ける。
だって、相手は長岡だ。
長岡なら大丈夫。
そんな、絶対の自信がある。
「ぃ…、っく……も、…っぁ」
「イくとこ、見せろよ」
意味もなく頭を振るが、それが機能しないのは分かっている。
きっと、自分が本当に拒絶していないからだ。
本当に駄目な場合は、長岡はどんな状態であってもセックスを止めてくれる。
だから、これはただのプレイ。
「ま…っ、さ……まっ、はやっい……はや、……んんっ」
陰茎がじわっと熱を持つ感覚にキツく目を閉じる。
久し振りのメスイキは、すごく気持ちが良くてたまらない。
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