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既に泣きそうな原くんの正面にしゃがみ、ベルトを外す。
下着をずらすと、慎ましやかに勃起した、未熟なペニスが露わになった。
「ぁぅ、すいません。勃ってて」
「平気ですよ。こうなった状態を見るつもりだったんですから」
僕は、ラテックスの医療用手袋をはめ、ペニスにそっと手を添え、観察した。
まだ成長しきっていないそれは、先端が少し皮をかぶっている。
「マスターベーションをするとき、この皮はどうしてますか? 剥いていますか?」
「いえ、そのまましてます。剥くのは怖くて」
僕は表皮を滑らせるように上下しながら、チラチラと見え隠れする赤い亀頭を観察した。
「外から見た感じ、腫れたり傷ついているようなところはありませんね。亀頭も見ましょう」
皮を引っ張り、尿道をくぱっと開く。
「は、ぁぅ……っ、すいません。変な声出ちゃいました」
「鍵をかけてきたから大丈夫。職員室も誰もいませんでしたから」
さらにずるっと皮を引っ張ると、まだ成長途中の亀頭が顔を出した。
そのくぼみの周りを刺激するように、皮を戻したり剥いたりを繰り返す。
「あっ、あ……っ」
「剥いて、どうですか? ヒリヒリするところありませんか?」
「ない、けど、変ですっ」
「慣れない刺激だからかもしれませんね」
僕はワセリンを手に取り、くぼみの周りに塗りつけた。
指先でぐにぐにいじくると、原くんは身悶える。
「ああっ、はあっ、は、ぁうっ」
「カウパーもちゃんと分泌されていますね」
尿道はぱくぱくと開閉し、透明の汁がぷっくりと出ている。
僕は、衛生ボックスの中からカテーテルを取り出した。
「先生、その管みたいなのはなんですか?」
「ペニスの中の、尿道……つまりおしっこが出るところですね。そこを診ます」
「ええっ!? な、中に入れるってことですか?」
「はい。痛くはないので大丈夫ですよ」
ズボンと下着を脱いで下半身裸になってもらう。
ベッドに浅く腰掛け、大きく両脚を開き、のけ反るようにして両手を背中側につかせた。
先ほどより強く勃起したペニスが、ひくついている。
「挿れますよ。力抜いてくださいね」
脱脂綿で丁寧にカウパーを拭い、カテーテルを挿入した。
するすると入っていくのを見て、原くんが怯える。
「せ、先生っ。結構いっぱい入っ……」
「うん。尿道って、見た目以上に長いから」
「あ、ぁっ、……ん、」
「大丈夫?」
「ごめんなさいっ。診察なのに、き、きもちよくなっちゃって」
角度を調節し、トントンと管を叩く。
その振動が響いたようで、原くんはびくびくと震えた。
「ひあっ、あっひッ」
「気持ちいいですか?」
「はぅ、う、ぅう……っ」
「この先が前立腺です」
カテーテルで中を刺激しながら、亀頭をいじくる。
陰嚢の皮を引っ張ったり、睾丸をペニスに押し当てたり、揉むようにして触診をする。
「あっ、せんせ、たまきもちっ」
「ここから精液が分泌されて、射精しますからね」
トチュトチュと、リズミカルにカテーテルを動かす。
「ああっ、先生、あっ、なんか出ちゃうっ」
「射精しそうですか?」
「違う、お、おしっこ出ます」
「いいですよ」
僕は洗面桶を持ってきて、カテーテルの先をその中に入れた。
「はい、おしっこしてみてください」
「あ、や、ゃっ、あぁ……っ、あ……っ、あ」
真っ赤な顔でイヤイヤと首を横に振っていたが、カテーテルの細い管を、黄色い液体が遡ってきた。
「はあっ、ああ……ッ」
原くんは、ブルブルと痙攣している。
医療器具で強制的に放尿させられて、きっと羞恥と快感で頭がいっぱいだろう。
僕は、強めにカテーテルを動かした。
トントンと奥を突くのに合わせて、原くんが声を上げる。
「あンッ、あっ、はあっ」
「抜きますよ」
一気にズルっと引き抜くと、ブシュッと勢いよくしぶきが飛び散り、原くんはそのまま、ベッドの上で失禁した。
じわじわと、股間の周りが濡れてゆく。
「ああ……、あ、あっ、おれ、漏らしちゃっ……」
「大丈夫ですよ。さあ、ベッドの上に四つん這いになってください。精液の分泌も診ます」
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