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 翌週、月曜日。  朝から、赤い顔をした原くんが、保健室にやってきた。 「あらあら。どうしましたか?」 「あの、先生。助けてください」  そう言って、勝手にカーテンを引き、ベッドに腰掛けた。 「多分おれ、石田先生にペロペロしてもらわないと、気持ち良くなれなくなっちゃいました」  あの日は、最終的には原くんが意識を失う形で行為が終わった。  僕はその後、気絶した彼の顔に、何度も精液をかけた。  もちろん本人は、そのことに気づいていない。 「うーん。すみません、目算が外れました。一度気が済むまで出し切ったら、おさまることが多いので、そうしたのですが」 「せんせぇ……どうしよう」  泣きそうな原くんの頭を、ぽんぽんと撫でる。 「マスターベーション自体は、悪いことではないのですよ? ムラムラしてきたときに、自分でおさめるための手段ですので」 「でも自分ひとりだとムラムラおさまんないです」  ズボンの股間は膨れていて、このままでは教室に行けなさそうだ。 「この状態で教室に行くのは辛いですね」 「はい……。先生、たすけてくださぃ」  目に涙を溜めて、ガチャガチャとベルトを外し、我慢できないというように一気に下ろす。  勃起したペニスからは、赤い亀頭がちらりと見えていた。 「この土日、皮を剥いてマスターベーションをしましたか?」 「はぃ。その方が気持ちいいかと思って、剥いたり戻したりして、くにくに」 「偉いですね。教わったことをやってみて」  僕は消毒液のポンプを押し、手を清潔にしたあと、直接ペニスを触った。  余った先端の皮をこねるように引っ張ると、原くんは長く息を吐いた。 「……き、きもちぃ、です。自分と全然違う。手袋もしてないから、あったかくて、ちょっと触っただけなのに、もうイキそぅ」 「出していいですよ」 「ぁぅ、先生っ。あんっ、出ちゃぅ、ンッ……!」  びくびくと体を丸めて吐精する。  顔を上げると、原くんは、真っ赤になりながらぼろぼろと泣いていた。 「せんせぇ。萎えない。これじゃ教室行けない……」  僕は少し考えてから、励ますように両手を握って、微笑んだ。 「では、授業の途中で勃ってしまわないように、予防しましょうか。これから毎日、朝と放課後には、必ず保健室に来てください」 「も、もしかして、オナニー手伝ってくれるんですか? 毎日2回も……?」  僕はこくりとうなずく。 「原くんがひとりでするところを、動画で撮影して記録します。自分がどういう風にしているか分かれば、解決するかもしれないので。頑張りましょうね」  僕は、あらかじめ家から持ってきていたカメラを白衣のポケットから取り出した。  ベッドに浅く座らせ、ズボンを下ろし、ワイシャツも前のボタンを全部外して、ほぼ裸にする。  カーテンを閉め、キャスター付きのワゴンをガラガラと引っ張ってきて、カメラを設置した。 「では、先生はカーテンの外にいますので、思う通りにしてみてください」 「はい」  ほどなくして、押し殺したような、小さな喘ぎ声が聞こえ始める。  僕はゾクゾクしながら、甘ったるい声を聞いた。  計画では、この状況に慣れてきたら、彼にあのカメラを渡すつもりだ。  家や外でオナニーをする様子を自分で撮影し、毎日提出させる。  恥ずかしがりながら、あの未熟なちんこを執拗にいじくるのを想像して、身震いした。 「はあっ、イクッ、せんせぇ、出します……っ」 「いいよ」 「ぁ、あ、……っはぁっ、イク…………ッ!」  ベッドがガタガタと震える音がする。  カーテンの向こうでは、脚をわななかせて射精しているのだろう。 「はぁ……っ、はあ、……先生、勃起おさまりました」 「よかったです。さあ、もうすぐホームルームですよ」 「ありがとうございましたっ」  走り去る原くんの背中を見送ったあと、僕はカーテンの中に入り、動画を再生した。  ――はぁっ、はあっ。あんッ、せんせぇ、石田先生っ  真っ赤な顔をした生徒が、自分の名前を呼びながら、自慰に耽って乱れている。  ――先生、見て。皮のところ、指先でチロチロするときもちぃ……っ  僕はズボンを下げ、コンドームをはめ、映像を味わいながらペニスを擦る。  ――んんっ、先生。ちゅうって吸ってぇ、ちんちんっ、ぁ、あ  原くんは、自分のワイシャツをしゃぶりながら、思い出すように亀頭を擦っている。  ――はあっ、イクッ、せんせぇ、出します……っ  ――いいよ  ガクガクと痙攣しながら、勢いよく精液を撒き散らす。  実は潮吹きまでしていたらしい。  僕は、痙攣する原くんのペニスを凝視しながら、射精した。

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