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「先生……おはようございます。三連休の、撮ってきた分です」
原くんと異常な関係になって、2週間ほどが過ぎた。
朝は保健室で待ち合わせをしていて、僕が職員の朝礼を行っている間に、裸でベッドの上に座って待つ決まりになっている。
「きょうもお利口に待っていられて偉かったですね」
「上手にオナニーできてるか、見てください」
僕が動画をチェックしている間、原くんは自慰をしていいことになっている。
カメラを受け取り再生し始めると、原くんは早速皮を剥き、敏感なところを爪でカリカリと刺激し始めた。
「あっ、あンッ、んんっ」
1本目の動画は、学校の最寄りのファミレスだ。
カメラを机の下に貼り付けて、誰にもバレないようにオナニーするよう指示をした。
原くんは、カメラを設置するとすぐにベルトを開け、下着をほんの少し下にずらし、ペニスを取り出した。
大胆にも、注文を伝えながら、ちんこをいじくっている。
店員が去っていくと同時に射精した。
1回ではおさまらなかったようで、紙ナプキンを何重にもして射精し、それでも無理だったので、最後の方は、ドリンクバーのコップの中に何度も出していた。
「ああ……っ、せんせぇっ、ああ……っ」
隣では本人がオナニーしている。
画面の中の原くんは、無言で息を荒げながら、飲み掛けのコーヒーのなかに、ビューッビューッと欲液を吐き出している。
2本目は、深夜の公園のブランコ。
夕方まで雨が降っていたので、下がぬかるんでいる。
原くんは下半身丸出しで、ブランコに座り極限まで脚を開いて、水溜りに向かって射精していた。
途中で人の声がした時は、やめるどころかさらに激しくいじくり、ブランコの鎖がガチガチと鳴るほど、激しく痙攣しながら射精していた。
3本目は自室で、かなりの接写。
全てが見えるよう、丁寧にくにくにといじくる。
だいぶ剥けてきた包皮のシワまでくっきり見えて、興奮する。
僕は、自慰をする原くんに動画を見せた。
「あっ、先生、恥ずかしいっ。見せないでぇっ」
「どうして? 自分でうまくマスターベーションするために撮ってるんですよ?」
「あ、あっ……、あ」
と、そのとき。廊下の方から3人の生徒の声がした。
反射神経で、動画を止める。
「やべーまじねみー。ベッドで寝てえー」
「バカ。遅刻するだろ」
「うるせーな、眠すぎて無理だし1限サボる」
原くんは目を見開いて、自慰をする手を止めている。
僕はひざまずき、原くんの手を覆うように握って、激しく上下にしごきはじめた。
「!? …………ッ、……っ」
声にならない声で、悶絶。
ぶんぶんと首を横に振っているが、抵抗はできていない。
「ほら、隣のベッド、カーテン引いてあるじゃん。病人いるんだから、静かにしろ」
「そいつもサボりかもじゃんか〜」
僕は、別に覗かれても構わなかった。
全裸なのは吐いていたことにでもして、介抱しているとかなんとか言ってしまえば済むことで。
しかし原くんは、当然そんな機転が回るはずもなく、覗かれたら終わりという絶望的な顔をしながら――激しく勃起していた。
「誰だろ~。見よっかな」
「やめとけバカ」
「…………ッ、……っ」
原くんは、顔を真っ赤にして、ぼろぼろと泣いている。
それでも僕は手を止めず、しごかせ続ける。
「もう行くぞ? チャイム鳴る」
「遅刻の理由が保健室で二度寝とか、シャレにならん。アホすぎ」
「へいへーい……」
3人の声が遠ざかる。
と同時に僕は、ぱっと手を離した。
「はい、自分でしてください」
「……うぅ、せんせぇの、いじわるっ」
涙を流し、ビクビクと跳ねながら、長く射精する。
出し切り、萎えたペニスを拭き取りながら言った。
「いじわるみたいになってしまってすみません。でもほら、おさまったでしょう?」
「はい……もう勃たないです」
「よかった。じゃあ、授業に遅れないように」
さわやかに送り出す。
原くんはぺこっと頭を下げながら、恥ずかしそうに言った。
「……あの、いじわるなんて言って、ごめんなさい。嫌いにならないでください」
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