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 やめたい、なんて言った原くんにお仕置き……というわけではないけれど、今週はなかなか無茶な命令が多かった。  なんといっても、学校の敷地内でばかりさせたのだ。 「これ、今週最後のやつです」  放課後の保健室。  真っ赤な顔で渡してきたのは、体育倉庫で撮ったものだ。  先ほど、5限目の授業終わりで、みんながまだ片付けをしているなか、端っこの死角でやらせたのだ。  ――だるー、誰か手伝えよー  ――ふ、…………ッ、っ  ――原どこ行ったの? サボった?  ――いや、お前じゃないんだから。原がサボるわけないだろ  ――ぅ、……ッ…………っ、  同じ班の友達が片付けをするなか、原くんは、跳び箱の陰に隠れてオナニーをさせられている。  養護教諭に命令されたとおり、体操着のズボンをずり下ろして、お尻に指を入れながら、丸まって自慰。  ――ん、…………っ、くっ  ――これどうする? 適当に奥に放り込んでいい?  ――……ひっ、ぅ  ――畳むのめんどいし裏に隠しちゃおうぜ!  カメラに、他の生徒の影が映る。  原くんは極限まで縮こまって、それでも健気に擦り続けている。  ――えーい!  バサバサとゼッケンが降ってきて、原くんの背中にも何枚かがかかる。  ――じゃ、行くかー  ――あ、てか、鍵って原が持ってんだけっけ?  ――うん。多分あとで閉めてくれるでしょ。行こ  バタン、と閉まった瞬間、息を殺していた原くんが、呼吸を取り戻した。  ――んぁっ、はあっ、はぁっ、はあっ……ッ、あぁっ、アッ! 「原くん、よっぽど気持ちよかったんですねえ」 「先生のせいです……」  映像の中の原くんは、膝立ちになり、カメラの位置を直して、見せつけるように手を動かしている。  ――あぁッ、あっ、アッ、いく、んッ、ふぅっ……っ 「ほら、映像が終わっちゃいますよ。しないんですか?」 「はぅ、するっ、します」  原くんは、自分が撮ってきた映像を凝視しながら、もどかしそうに体操着を下ろして自慰をはじめた。  ――あっ、ンッ、きもちぃっ、きもちっ……! いく、イクッ、ぅっ、…………ッん、んーーーーーっ!!  カメラのレンズに向かって、精液がぼとぼとと飛んでくる。  あまりにいやらしいので、思いがけず僕も勃起してしまった。 「はぁっ、せんせぇ、もうイッていいですか」 「ペロペロしてあげます。その代わり、目をつむっていてくださいね」 「はぃ……」  原くんが、ふるふると小刻みに震えながら、ぎゅっと目をつむる。  僕はペニスを口に含みながら、素早くズボンをくつろげ、医療用ガーゼで自分のものを包み込み、しごき始めた。 「ふっ、んむ……っ」 「はあっ、せんせ、きもちぃ。きもちっ、ぃッ。すぐ出ちゃぅ」 「んぐ、ダメですよまだ。目をつむって我慢してください」 「ひぅっ、は、ぁ……ッ」  口の中の小さなペニスを、舌でなぞる。  余った皮を舌先でめくると、原くんは声を裏返して泣いた。 「ああっ……、あ、も、ゃっ、イッちゃうイッちゃぅ、我慢できないぃっ」 「ちゅぷ……、くぷ」 「あんっ、あんっ、あ、ンッ」  激しく腰を前後に振り、僕の口をオナホールのように使う。  僕は興奮して、ガーゼの中に射精した。  ドクドクと濃密な欲液があふれるのが分かる。  さっと拭い取り白衣のポケットに入れ、もう1枚のガーゼを取り出した。 「この中に出してみてください」  小ぶりのペニスをふんわりと包み込み、亀頭のくぼみをくにくにと刺激する。  原くんは、そこにタネづけでもするかのように、激しく擦り付けてきた。 「あっ、あっ、ア、いく、イクッ! ぃ、ああああああぁぁあああ……ッ!!  じゅわっと、ガーゼが濡れる。  原くんが全て吐き出しきると、僕は自分のガーゼとまとめて、ゴミ箱に捨てた。 「はあっ、は…………」 「よく頑張りましたね。学校の命令は、今週で終わりです」 「……これ、自分で気持ち良くなる練習と関係ありますか?」 「ありますよ。ひとりでするとき、思い出したらエッチな気持ちになりますからね」  マスターベーションには、想像力が大事。  たしか、そんなことを言って送り出した。

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