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 映像の中の原くんは、友達と3人で遊園地に来ている。  3人というところがミソで、二人乗りのアトラクションで余るように行った。  ――ホラートロッコタウン。乗るか?  ――おれうしろで一人で乗るよ  ――いいのか? さっきから原ばっか一人になっちゃって、つまんないだろ  ――平気  室内は真っ暗。ジェットコースターほどの速さはなく、ゴンドラのようなもの。  バーとフロント部分が降りてきて、しっかりロックすると、下半身は全く見えない。  ――それではみなさん! ちょっぴりコワ~イ冒険の旅へ、いってらっしゃ~い!  暗いトンネルの中で、稲光や、コウモリの目がらんらんと輝いているのが見える。  原くんは小さくズボンとジッパーを開け、パンツの隙間からペニスを少しだけのぞかせた。  ハンカチを添えて、射精しても服が汚れないようにしている。  ――やあ、客人ども! きょうのエサはお前たちだ!  ――……はぁ、ふ、…………んっ  ――手下のゴーストたちも、待ちわびているぞ  ――ぁ……ぅ、んぅっ……、 「このアトラクション、怖かったですか?」 「き、もちよかったしか覚えてないです……」  ――ヒャーッヒャッヒャッヒャッ!!  ――はふ、ぁんッ、ぁ、……ぁあっ  真っ暗闇の中で、トロッコがガタガタ揺れ、雷がドンドンと落ち、幽霊があちこちで笑っている。  カメラの画面は不鮮明だが、アトラクションの音声のどさくさに紛れて、原くんが気持ちよくなっている声が聞こえる。  ――ん…………ッ、ぃ、……っ、きもち、……ン、ぃ……っ、ッ……、……!…………ッ……!!  他のふたりが満喫するなか、原くんはひくひくと痙攣しながら、射精してしまったハンカチをリュックの中にしまった。  ――はー、面白かった! 原は? ひとりでごめんな  ――いや……、結構楽しめたから平気 「結構楽しめたんですか?」 「基本は、こういう見てるだけのホラー、あまり楽しめない派なので……」 「隠れてオナニーしている方が楽しかったですか」  原くんは何も答えず、自分の手元に視線を戻した。  ベッドの上で、素っ裸で、皮を剥いたり被せたりしていじっている。  尿道をくぱっと広げながら、少し痙攣していて、ローションを手に出してやると、ぬるぬると塗りつけては小さく喘いだ。  動画はまだ続く。  ――土産買おーよ  ――こんなローカルな遊園地に面白いのあるかねえ  ――お、原はぬいぐるみ?  ――うん。手が入るパペット。お姉ちゃん好きだから買ってあげようと思って  僕は原くんのかばんからそれを取り出し、ペニスにかぶせた。 「どういう命令だったか覚えていますか?」 「先生の前で、ぬいぐるみオナニーするところを見せます」  原くんはベッドの上でひざ立ちになると、前屈みの姿勢でクマを両手で持ち、穴にペニスを挿入して、腰を振り始めた。 「ぁっ、あっ……ッ」 「気持ちいいですか?」 「んんっ、ヘンタイみたいで恥ずかしいです」 「変態ですよ。遊園地のアトラクションでいっぱいオナニーして」 「はぅ……ダメなのに、先生に見せると思うと興奮しちゃって」 「指示にないところでも、いっぱいしてましたもんね」  映像の中の原くんは、二人がゆっくり土産を見ている間に、観覧車に向かった。  そして1周7分の間に2度射精している。  ――あっ、アッ、前後の人に見られちゃ、ぁぅ。はあっ、はあんッ  観覧車の中の原くんは、上半身を前に倒し、うずくまるようにしながら、亀頭のあたりをいじくっている。  たまに顔を上げて高度を確認するのだが、その表情がそそる。 「せんせぇ、ぬいぐるみの中にだすんですかあ……?」 「そうだよ。精子でベトベトにしてあげて」 「ぁぅ、あんっ。も、出ちゃいそぉっ」  映像の中の原くんが達するのに合わせて、ゴンドラがガタガタと揺れる。  ――ぁああああッ! ……あっ、アッ! んぁあああーー!! 「どう? ぬいぐるみの中は気持ちいいですか?」 「は、ずかしぃ……っ、です」 「そうですか? 何も指示されていないのに、半分以上透明な場所でオナニーする方が恥ずかしいと思いますけどね」 「はぁっ、せんせぇ……っ、クマさんの中、皮擦れてきもちぃっ」  小柄な中学生が、クマのぬいぐるみ相手に、セックスの真似事のようなことをしている。 「ぁ、……っあ、いく、イッ、クマさんの中で出しちゃうっ」 「いいですよ」  ぬいぐるみの体を潰すように強く握り、ペニスをしごく。 「はぁっ、あぁああッ! あン、ぁッ……っ、ヘンタイでごめんなさっ」 「変態ですねえ」 「んぁっ、ちんちん、せーしでちゃぅっ、あぁあっ、クマさんのなかぁっ、あ、出る、でるぅ……ッ、ぁあああぁぁああーーー!!!」  ガクガクと痙攣し、手を止めようとするのを、ぬいぐるみごと鷲掴みにした。  強めに擦って激しく上下する。 「せんせぇっ! やぁっ、ゃ!イッ、イッてるからぁっ……、ぁんっ、アッ、なんかくる、ぁぅう……ッ」 「いいですよ、漏らしても」 「あ、あっ、あぁああッ、おしっこでる、もれる、漏れちゃうぅ……ッ! んあぁぁあああ…………ッ!!」  原くんは失禁し、クマが内側からぐっしょりと濡れた。

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