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奏音には敵いません

浴槽の縁にようやく尻を引っかけて座った不安定な状態で、もうずっと龍成は光希の足の間の性器を舐めていた。 「あ……っ、あ、あ」 唇にきつくしごかれ、熱い舌で巧みに舐められるとあられもないことをあげることが出来なくなってしまう。 「んっぁ……あぁ……っ」 目の奥で白い光が幾度も弾ける。 舐められているところから広がる熱が四肢に広がり、全身が燃えるように熱い。 根本にある膨らみまで袋ごとやわやわと揉まれ、恥ずかしいのに淫らに腰が跳ねる。ずると崩れそうな脚をどうにか踏ん張ったまま、光希は啜り泣いた。 「イキたけばイったらいい」 浴室にまで持ち込んだジェルをまとった指に蕾の入り口を撫でられた。 それだけで勝手に綻ぶ体が恥ずかしい。 ぬるぬるとしたものをたっぷり塗り付けられ、いつもよりずっとするりと龍成の太い指が入ってくる。 左半身側に寄り添ってきた遼成が光希の顎に手をかけ、顔をそちらに向かせてキスをしてきた。 「ん、んん、は……っ」 口のなかに遼成の舌が忍びこんできて、敏感な上顎をねろねろと舐められて、うなじの辺りがちりちりとスパークした。 すでにぴんと尖った小さな突起を手のひらで押し潰されるようにされれば、頭がクラクラしてきて。遼成の広い肩にすがれば耳を甘噛みされた。

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