35 / 173
りゅうパパもいくよ~奏音には勝てません~
「兄貴も奏音も出掛けた。よし、み~つ~き~」
大型ワンコのごとく尻尾をぶんぶんと振りながら、客間に大急ぎで戻る龍成。
「布団は干す必要ないぞ」
「えっ?何で?」
毛布を抱えキョトンとする光希にがばっと抱き付くと、そのまま布団の上に縺れるように倒れ込んだ。
「奏音に兄弟を作ってやらないと。ひとりでは可哀想だ」
「何言ってるの、俺、男だよ……っん、ん」
産めるわけないだろう。言い返そうとした光希の唇に龍成は自分の唇を押し付けた。
「俺のはいつでも準備万端だ。ほら」
ガチガチに固くなった下肢を光希のお腹に擦り付けた。
「昨日、俺だけ挿れてないんだぞ。遼兄貴とイチャイチャして、気持ちよさそうにエッチしながら寝落ちするって、それ酷くない?」
「ごめんなさいって、さっきも謝ったでしょう」
「エッチしてくれたら許す」
「こんな朝っぱらから?」
「いつするんだよ。今しかないだろう」
龍成は有無いわさず、あっという間に光希の服を脱がせてしまった。
「お、柔らかい。これならすぐに挿れられるな。待ってろな、すぐ蓋をしてやるからな。いっぱいエッチして子ども作ろう」
蕾に指先を伸ばすとにたっと会心の笑みを浮かべた。
ともだちにシェアしよう!