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りゅうぱぱもいくよ~奏音には勝てません~

「なんだもう帰ってきたのか?」 「わざわざ奏音が顔見世に来てくれたんだ。挨拶くらいしないと失礼にあたる。親しき仲にも礼儀ありだ」 裕貴が龍成とそんな会話をしながら、子供部屋を覗くと、 「あ、ゆうおじちゃんだ」 奏音がすっと立ち上がった。 「あ、パパ~~」 優真もニコニコの笑顔で立ち上がった。 「優真、ただいま。お利口さんにしていたか?奏音もよく来たな」 優真を片手で軽々と抱き上げると、もう片方の手で奏音の頭を撫でた。 「なぁ奏音、未知は元気か?一太とハルちゃんも元気か?たいくんとここちゃんは夏風邪をひいてないか?ひまちゃんも元気にしているか?」 奏音がぷぷっとお腹を抱え笑い出した。 「悪気はないんだ。気を悪くしないで欲しい。上総さんも同じことを奏音に聞いていたんだ。上総さんも裕貴さんも遥琉兄貴のことを一切心配してないのがおかしいんだろう」 「遥琉は不死身だ。心配するだけ無駄だ。そんなのみんな分かりきっていることだ」

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