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リモート姐さん会

「あら~~ナオに紗智に那和も。おひさーー ー千ちゃんに、みっちゃんに、心もいるー ー嬉しいー 画面を占領していた太惺と心望の手が見えなくなり、代わりに三人が顔を見せた。 未知が陽葵を抱っこしあやす姿も映し出されていた。そしてもうひとり。オモチャのがらがらを手に四人の背後に立つ人物も。 「アタシね、ずーーっと不思議に思ってることがあるのよ」 ーえ?何?ー 「未知のまわりみんな同性婚じゃない?度ちゃん夫婦と惣ちゃん夫婦除いて」 ーあ、確かにー ー言われてみればー ー亜優さんには普通に女性と結婚して欲しかったんだけど……玲士さんとお見合いしてまさか2回目のデートで……ー そこで言葉を止めると未知が顔を真っ赤にした。 ー玲士さんって元公務員でしょう。だから、真面目一徹、恋愛に関しても消極的で奥手男子だと思っていたから、信孝さんもびっくりしていたー 「ごめんなさい。俺たちもまさか玲士がラブホに亜優を半ば無理矢理連れ込んでいたとは全く知らなくて。遥琉や根岸さんから苦情が来て、それでやっと分かって……」 光希が頭を下げた。 「結果的には男としてのケジメをつけて卯月家に婿に入るんだから、煮るなり焼くなり好きにすればいいのよ。奥手と見せかけて、実は強引でグイグイ来る男、アタシ嫌いじゃないわよ。みんな聞いて。アタシのダーリンね」 「待て!千里!」 慌てた様子の笹原が息を切らし姿を現した。

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