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おめでとう!

ー一度だけ、千里さんのダンサー姿の写真を見せてもらったんです。すごく綺麗でした。スタイルも足の長さも細さも全然変わってなくて。ステージの上の千里さん、キラキラと輝いていてすごくカッコ良かったです。千里さんが踊っている姿、私、見たいですー 「あら、やだ。お兄ちゃん、どの写真を遥香に見せたのよ。恥ずかしくてお嫁に行けないじゃないの~~」 両手で顔を覆う千里。 「嫁にはもう行ってるだろう。生娘でもあるまいし。それに、遥香は小さいときから千里の裸を見ているから、見慣れているよ」 龍成がやれやれとため息をついた。 「お腹にお肉付いているし、ダイエットしなきゃ」 ー千里さんもチカちゃんもダイエットなんて必要ありませんー 「あら、そう?」 「嬉しいこと言ってくれるじゃないの」 ーお世辞じゃなくて、本当のことですー 「遥香、大好き~~」 「アタシも~~」 まんざらでもないのか二人は嬉しそうににっこりと笑うと、龍成に抱きついた。 「俺は遥香じゃないぞ。誰か、助けてくれーー!!!兄貴ーー!!!」 とんだ災難に見舞われた龍成。二人からの熱烈なキス攻撃を受け、顔中キスマークだらけになってしまった。

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