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酒は酒屋に茶は茶屋に 4話

「なあ、ケイ………友達って」 どんな奴か聞こうと思ってたら、ケイの携帯が鳴り響き会話は続けられなかった。 しかも、ケイは携帯を持って離れて行ったんだよーっ! な ん で ? 会話を聞かれたくない? あ~、もう!どんな友達だよ! 興味……いや、心配でケイの後をつけようとするが、 意外と早く電話を切ったケイと鉢合わせ。 ちょっとビックリした。 「仁さん、今から友達に会って来ますね」 ニコッと笑うケイ。 「えっ?と、友達?あ、ここに呼べばいいじゃん」 どんな友達か知りたい俺。 でも、 「いいえ、夜には戻りますから大丈夫です。いってきまーす」 俺の言葉はスルーされ、ケイは出掛けて行ってしまった。 なんだよーっ! でも、止める権利ないしなあ。 俺はケイの保護者でもないし、あ、成人してるから保護者要らないか。 なんか、寂しい。 そんな中、俺の携帯も鳴りだし慌てて取る。 「仁、俺の部屋にちょっと来い」 電話の主はハルさん。 「えっ?どうしたんですか?」 「いいから早くな」 ハルさんはそう言うと電話を切った。 とりあえず、行くけどさ。 ハルさんの部屋に着き、チャイムを鳴らそうと人差し指をスイッチに近づけようとした時にドアが開き、ハルさんに腕を掴まれ部屋の中に。 「ハルさんどうしっ……んんっ」 話の途中、遮るようなハルさんのキス。 ハルさん…………、キス上手いなあ。 背中に回された腕。 俺もハルさんの背中に腕を回す。 角度を変えて何度もキス。 そして、 「仁が欲しくなった」 と耳元で囁かれる。 ぶはっ、照れる! 「ハルさん、まだ昼間ですよ?」 「関係ねえよ」 ハルさんは俺をひょいとお姫様抱っこ。 そのままベッドへ。 寝かせられて、上に乗られながらキス。 ちゅ、ちゅ、ってリップ音がする。 「………はるさん……んっ、んっ」 俺は夢中でハルさんとキスをした。昼間なのにね。 そして、忘れていた。 壁が薄くて隣のお兄さんに丸聞こえなのを。 首筋を舐められながらシャツをたくしあげられた。 ハルさんの指先が俺の乳首をコリコリコリコリと弄っていて、首筋を舐めてたハルさんの舌は今度は乳首を攻めてくる。 ピリピリと来る刺激。 「ふあっ……あんっ、はるさん……きもちいいっ」 つい、正直な気持ちを言ってしまう。 「そうか?もっと気持ち良くしちゃる」 ハルさんはそのまま舌を俺の肌につけ、ヘソ辺りまでゆっくり、ゆっくりと舐めてゆく。 それがまた、気持ち良いんだ~! ついつい、声が出てしまう。 そして、ふと壁に視線がいき、ハッと気付く! 「は、はるさん!だめ、やめて!」 俺は慌てて抵抗をする。 だって、隣はお兄さんの部屋。 しかも壁薄いじゃんか! 「なんで?」 「と、隣の部屋にお兄さん居ますよ!声が聞こえちゃいます!」 「ソウなら出掛けたぜ?なんか買い出しに行くとか」 へっ?嘘? 確かに隣からは物音は一切しない。 じゃあ、大丈夫かな? 「それに俺はもう止めれないし」 ハルさんは俺の手を持つと自分の股間に。 勃ってますねえハルさん。 ギンギンに! ちょっと照れる。 「仁…その反応、めっちゃ好き!」 「な、何すか?」 「今、ちょい照れたやろ?このギンギンしたのが自分に今から挿るんかと思ってさ」 ううっ、言葉にしないでーっ! 照れますやん! 「それにトロンとして気持ち良さそうな顔も、めっちゃ好き」 ハルさんはそう言ってキスをしてくる。 ハルさんのキス魔! 「ハルさんのキス気持ち良くて好き」 俺はハルさんにしがみつくように抱き付く。 「そうか?んじゃ、いっぱいしちゃる」 ハルさんはおでこから順番にキスをして、 そしたら俺はもう、たまんなくハルさんが欲しくなって、 「ハルさん………服全部脱がせて」 なんてさ、甘えてみた。 「お姫様の仰せの通りに」 ハルさんは俺の服を全部脱がせてくれた。 そして、ハルさんは狼になる。

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