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河童の川流れ 8話
なあ~んだ。
バレてんだ。
演技して損したなあ。
「なに?僕を脅す気?」
先生を見上げて睨みつける。
「物分かり早いね。そうだよ、脅す気だよ」
「僕とセックスしたいんだ?………で、やられてるのを写真とかに撮ってずっと脅すんでしょ?」
「うん。そうだよ」
先生は自分の手から手錠を外すとベッド端にかけようとする寸前に僕は逃げようと先生の身体を押し飛ばそうとした。
が、
先生は鈍くさそうに見えるのに身軽に交わされてしまい、
呆気なく僕は身体を反転させられ、腕を後ろ手に押さえ込まれた。
「っ、…」
結構力を入れられているから痛い。
「大人しくよい子にしてないから痛い目に遭うんだよ」
体重をかけられて動けない。
「皆、上手く騙されてるよね。」
「先生も僕の事言えないよね、やるんならサッサとやれば?ただし、ちゃんと僕をいかせてよね。」
「色仕掛け…かあ。あの高等部の生徒や……学年主任の佐々木とか」
佐々木……その名前は良く知ってる。
去年辞めた先生。
僕にハマってしつこいから校長にチクったらクビになった先生。
ああ、その後に来たのが小鳥遊先生だった。
「もしかして、佐々木と知り合い?」
「カン良いね」
「ふ~ん、佐々木の復讐かあ」
僕とした事がやられたなあ。
先手握られるのは好きじゃない。
小鳥遊先生も手玉に取ろうと思ってたのに、
こう云うのなんていうっけ?
猿も木から落ちる?
河童の川流れ?
ち、
まあ、いっか、先生イケメンだし。
「大人しくなっちゃったね。………じゃあ、始めようか?」
大人しくなった僕の手を離すと仰向けにして制服のネクタイで両手を縛った。
そして、シャツのボタンを外して行った。
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