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逢いたいが情、見たいが病 23話

「せ、先輩ーっ可愛い!」 楠木が俺を抱き締める為に指を抜いた。 そしてぎゅっと抱き締められた。 「先輩可愛い!もう絶対に俺だけの先輩にします!」 楠木の腕の中ではあはあっと息を整えて、頭を振った。 やべーっ、 まじ、やべーっ、 危うく昇天しそうだった。 って、言うか何だよ、俺って!めっちゃ淫乱? 「先輩じゃあ、続き」 と俺にまたキスしてこようとするから、ムニッと両側のほっぺをつねる。 「先輩いたひっ」 「続きはしないっ」 俺は楠木から降りる。 「何ですかソレ~めっちゃよがってたくせに」 「う、うるさいっ忘れろ」 「それぇ、きもちいいのお~とか言ってたのに?」 うるさい、うるさーいっ! 「ほら、続きしましょうよ。気持ち良くしてあげますから」 楠木に腕を引っ張られるがそれを拒否。 「先輩、動画デビューしたいんですか?」 くっ、くそーっ! 「な、流せよ」 「はい?」 俺は脱いだ服を拾いながら叫ぶ。 「流せばいいだろ!」 「ふ~ん」 俺の台詞で楠木の表情が変わった。 「後悔しますよ」 ゆっくりと俺に近付いてくる。 「こ、後悔なんてしない」 なんて言う俺は内心バクバク、ドキドキ、 ヘタレか俺は? 「しますよ、後悔」 楠木は胸ポケットからスマホを出す。 くそーっ、動画流すんだな! ドキドキ、ハラハラ… スマホを俺の前にかざす。 印籠か?こんちくしょー! 『翔ちゃん好き』 はい? あれ?動画……が違う。 楠木はニヤリと笑う。 「まだ、ありますよ」 楠木はパソコンのキーを押す。 映し出されたのは、 楠木の後ろ姿とオナる俺。 「なんで?」 「前にね会社に泥棒が入った事あって、あちこちに隠しカメラあるんですよ。こんな時に役に立つなんてね」 うそーん、 早く言ってよ! あ、だから秘書室。 「スマホもね録画オンを何回も繰り返してたんですよ。不自然にカメラ部分がポケットから出てたの気づいてなかったんですか?」 ううっ、気付いてなかったよ。 「ハルさん…ですっけ、彼氏」 ハルさんの名前にドキッとする。 「見せちゃおうかなあ…69とか」 キーを操作して69の画像を出す楠木。 『んっ…ふっ…あんっ』 楠木の上で悶える俺。 楠木が俺の後ろを舐めてるのも分かる。 その度に俺の腰がへこへこ動いてるよ、何だよ、俺… これじゃあ、まるで、 「俺と先輩愛し合ってるみたいですよね」 ニヤリと笑う楠木。 「あと、これも」 キー操作で出てきた画像は、 『あんっ、それぇ、きもちいいのお』 と楠木にしがみつく腰を振る俺。 あああっー俺の馬鹿ーっ! 「これ、彼氏に編集して渡していいですか?浮気現場みたいですよね」 ニヤニヤする楠木を睨む。 「やだな~そんなに熱い目で見ないで下さいよ」 楠木はまたスマホの翔ちゃん好きを流す。 「だからね。先輩」 楠木は手招きをする。 くそーっ!馬鹿ー俺のばか! 楠木よりも俺がばか! 手招きされてそばにいく。 そして、ソファーに押し倒された。 楠木は俺の身体を舐めて、 舐めて、舐めて、舐めまわす。 「んっ、やあ……やめっ…」 熱い舌のせいで俺は、嫌なのに反応している。 あっ…あんっ、 「先輩、四つん這いになってよ」 楠木にうつ伏せにされた。 背中のラインを上から下までを一気に舐められて俺は声を上げる。 背中、背中はだめっ、 弱いから。 「やあっ…」 首を振る俺。 ちゅくちゅくと背中を座れる。 だめ、だめっ、 背中はだめっ! 「んっ、ふっ、あっ…」 「先輩気持ちいいですか?」 楠木の指がお尻の割れ目を開く。 そこに舌が……そして、そこを、 ぺおっぺおっぺおっぺおっ……て。 「あんっ…んっ…もっとおっ」 頭がぼーっとしてきた。 「先輩腰上げて」 「んっ、きもちよくしてぇ」 腰を上げる俺…なんで? 「先輩、自分でアナル広げてください」 俺はアナルを広げた。 そこに楠木の舌が、 「んっ……はあっ」 気持ちいい……

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