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逢いたいが情、見たいが病。 28話
で、69なわけ。
楠木のチンコをあむっとくわえた。
チャパチャパ音をさせてしゃぶる。
これが仁くんのだったらなあ。
あむあむっとフェラしていると、楠木が俺のアナル舐めてきた!
あふんっ、あんっ、そこ、らめっそこは仁くんがね。
穴に指がにゅるって侵入してきたよ、あんっ、楠木めっ!
負けないからな!
ジュポジュポ、 じゅるじゅる、
ジュポジュポ、じゅるじゅる、×10
ああっ、だめだ!いきそう!
だいたい俺は男の経験は仁くんしかっ…。
仁くん……、 顔を上げて仁くんの方を見た。
い な い。
あれ?椅子に座ってない?
俺は身体を起こして周りを見るが、仁くんの姿がない。
「社長、逃げないでください」
楠木の声。
「ばか、そうじゃない仁くんが」
「えっ?」
楠木も身体を起こした。
「トイレ?」
周りをキョロキョロする楠木。
あっ、もしかしたら仁くんトイレで抜いているんじゃ?
トイレで、便座に座り脚を広げてオナる仁くんの姿を想像する。
「んっ、もう我慢できない……ソウさんがエッチ過ぎて……」
お尻をくちくちと弄りながら喘ぐ仁くん。
「んんっ、あっ、ソウさん……早くほしいっ」
「俺もだよ仁くん……」
「社長しっかりして」の声と共にほっぺたをペチンと叩かれた。
「急にニヤニヤして、呼んでも返事しないから」
いつの間にか楠木と向き合っていた。
さっきまでチンコと向き合ってたのにな。
「あれ?仁くんは?」
「先輩逃げました。」
「へ?」
何で逃げるの?
「ああ、もうやられたー」
楠木は叫びながらパソコンを俺に向けた。
パソコンには、
『社長と秘書のエロい関係。』
と殴り書きな貼り紙と。
画面に、 楠木と69し合う画像。
「スマホ画像も消去されてるーっ、せっかくの先輩のオナ画像があっ」
嘆く楠木。
えっ?オナ画像?
「みたい!」
「だから消去されたって言ったでしょ!」
楠木、逆ギレでこの事件は幕を閉じた。
*******
変態ハルside
仁遅えーよな。
なんて考えている俺の携帯が仁からの着信音を鳴らす。
ちなみに君の瞳に恋してる。だ!
考えた瞬間に電話するとは可愛いやっちゃ~ もうチュウしてやるチュウ!
「はいはーい仁くんのハルさんですよー」
と軽快に出る。
「…………………アホか?」
ん?あれ?何時もと…
「仁くん?」
「アンタのアホ兄貴の会社に居るから迎えに来い」
「えっ?ソウの会社?何してんだよーっ」
「いいから直ぐ来い」
そう言って一方的に切れた。
ソウの奴、また仁にちょっかい出しやがって!
俺は車のキーを持ち、ダッシュで車へ。
車を走らせながら、あれ?と思い直す。
電話の仁って俺様だったよな?
ま さ か ?
****
ソウの会社に着くと、 居ましたよ仁くんが!
しかもジーンズに素肌にジャケッツ!
おまいはどこのジャニー〇だ?
「遅い」
仁は文句を言いながら助手席に乗って来た。
それと同時にアルコールの匂いがプ~ンと。
やっぱり酔っておられましたか殿。
「仁、酔ってる?」
確認。
「文句あんのか?」
「いえ、ございません」
そっか~ドS仁かあ。
車を走らせながらチラリと見る。
「なあ、そのジャケットはお前のじゃないよな?」
ソウのでもないような?アイツ、made in Italyしか着ないからな。
「ああ、俺に学生時代から片思いの楠木のだ」
えっ?
今、なんとおっしゃいました?
「楠木?」
「そう。ソイツとソウが今やってる最中だぜ?」
仁はスマホのムービーを再生させた。
重なり合う野郎2人。
69の最中。
しかも上の男はソウ。
「そおぉぉーうぅ?」
スマホを食い入るように見る。
「楠木って下になってる奴?」
頷く仁。
マジ?あいつ、仁を狙ってんじゃ?
楠木って奴と付き合ってるのか?
だったら安心だよな?
「で?何で楠木の上着来てんだ?」
仁を見つめると、
「ラブホ寄らねえ?」
はい?
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