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逢いたいが情、見たいが病。 31話
普段は俺が仁をいかせてるのに、仁に…………………っ!
めっちゃ良かですやん!
ドーンッと花火が上がるような衝撃。
突かれる度に花火がドーンッ!!
たーまーや~
ドーンッ、
すきや~
ドーンッ、
よしのや~
あ、牛丼屋だった…
仁ってば、気持ち良さそうに腰振ってるよ。
ああ、もうカワユイカワユイカワユイカワユイーっ。
「ハル、いきそうなんだろ?我慢すんな、いかせてやるよ」
ニヤリと笑う仁。
うんうん、仁にいかせて貰いたい!
でも、空気読んでブンブンと首を振る。
案の定、仁はガシッと腰掴み、花火100連発ーっとはいかないが。
ドン、ドドンッーっ、
ビリビリくるぜっ!
「んっんっんっ」
身体を高速で揺さぶられて声が出るっ、もう精子も出るっ!
ダムの放水なみに~ 。
あと一回強い揺れきたら……
身体をのけぞらせて放水準備をした。
仁はそれを逃げると勘違いしてくれて、
「逃がさないって言っただろうがーっオラッ」
とドドンッーっ、
うっ、
「んくっ」
あんま色っぽくない声が出た、口に布突っ込まれてるから仕方あんめえ……。
見事な花火師仁。
あの一撃で俺はピュピュと放水、いや射精した。
ドクンドクンと流れる精子くん達に敬礼したいくらいだよ。
やべえ、ばり気持ち良か……
はふんとなる俺は息を肩で吐く。
「ハル、射精する時締め付けてきたぜ?どうだ?俺に犯されるの」
ニヤニヤ笑う仁。
隊長、気持ち良かったっす。
と目で訴えてみた。
「もの足りなさそうなツラしやがって」
えっ?あなたメンタリストさん?
深層心理では、そう思ってましたよ。
仁は俺を抱き起こして、抱っこしたまま上下に揺れ出す。
「んっーんっー」
やばい奥までくるやん、きもちよかーっ
「ハル、ほら動けよ。屈辱か?」
クスクス笑う仁。
ああ、おまい、その勘違い最高。
俺を犯しているつもりなんだろうなあ。
俺には最高のプレイでもうぅ、何回でも射精出来るレベルだぜ!
******
変態楠木side
落胆中の俺。
先輩に逃げられた。
せっかく先輩とイチャイチャイチャイチャ出来ると思ったのにい!
それもこれも、
「社長のせいですよ、先輩逃げたのは!」
俺の前で真っ裸でいる社長のせい。
「動画もさあ」
ああっ、翔ちゃん好きも消されてるし!
しかも部屋中の仕掛けカメラも消されてた。
油断した!
「く、楠木!動画って仁くんの?」
社長は俺の怒りをスルーして動画に食いつく。
「そうですよ。彼がトイレでオナってたのを録画したんです」
「おな、オナってマジか!見たのか!」
「見ましたよ」
「どんなだった!」
社長は俺の両肩をガシッと掴みキラキラした目で聞いてきやがる。
キラキラしやがってえぇ!アンタのせいで消されたのにぃ!
「どんなって、チンコこすって、お尻に指入れて喘いでました」
「なにぃーっ!まじか!」
社長は鼻息を荒く聞いてくる。
「マジです。ぐちょぐちょになりながら、あんあんって喘いでました」
「可愛かったか?」
「可愛かったですよ。特に腰つきがエロくて」
「うおぉぉっ!」
いきなり叫ぶ社長。
「ちょ、もう、ビックリするでしょーが」
「そっかあ、可愛かったのかあぁ、楠木ーっ」
「あ、社長鼻血」
つつ、と流れる鼻血をティッシュで止める。
くそ、本当はいやらしい液体拭く為に使いたかったのにぃ。
鼻血社長の服を拾い上げる。
「鼻血止まったら着てくださいね」
俺も服を着ようと拾い集める。
「楠木」
「なんすか社長?鼻血止まったんですか?」
「楠木、仁くんを先輩って呼んでたよな?知り合いか?」
「そうですよ、中学高校同じでした」
パンツを穿きながら答える。
「好きなのか?」
社長も好きなんだよな先輩を。でも、俺の方が長く片思いしてて、ずっと会いたかったんだ。
「好きですよ」
会いたくて、
触れたかったんだ。
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