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急いでは事を仕損じる。 12話
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マヨマヨside
仁さんが僕の方へと倒れ込んで来て驚いた。
支えきれずに倒れようとした僕と仁さんを支えてくれたのは先生。
先生は仁さんを僕から引き離し、抱きかかえて、
「マヨ、車に乗せるから手伝って」
と言われた。
仁さんを先生の車の後部座席に乗せ、僕達も車に乗り込む。
仁さんが急に倒れてきたのは先生?
運転席の先生を見る。
「マヨが絡まれてるように見えてさ」
先生はポケットからスタンガンを出した。
やっぱり先生のせいか。
僕と先生は気晴らしにドライブに出かけた途中で、仁さんを見かけて車を停めて貰った。
そしたら、この結果。
後部座席には意識を失った仁さん。
ケイナに怒られるかな?
仁さんを先生の部屋に運んだ。
このまま帰したらケイナの場所が先生にバレるし、意識を失った仁さんを見てケイナが怒るんじゃないかって心配もしてしまった。
ベッドに仁さんを寝かせた先生は彼をジロジロ見ている。
好みなのかな?
まあ、仁さん可愛いし。
「なあ、こいつ年いくつだ?」
「えっと、確か30はいってる」
「へえ~見えない。俺より下かと思った」
先生は仁さんの顔をベタベタさわりまくる。
「童顔ですからね仁さん」
「可愛いな」
先生はニヤリと笑うと仁さんの服を脱がし始めた。
「えっ?何して」
「裸にするんだけど?だめ?」
先生は仁さんの服をどんどん脱がしていく。
「おっとーキスマークはんぱないな」
上半身裸の仁さんは確かにキスマークが沢山つけられていた。
佐伯さん激しそうだもんな。
「可愛い顔して淫らな身体…………そそるな」
先生は仁さんが穿いているジーンズも脱がした。
そして、ボクサーパンツ姿になってしまった仁さん。
先生はパンツのゴム辺りを掴み、チラリと中身を確認。
「へえ~顔に似合わずデカいんだあ」
感心している先生。
確かに仁さんのはデカい。
そのデカいのをケイナに突っ込んでる。
ああ、 くそったれ!
「とりあえず、これ着せるから手伝って」
先生が僕に見せたのはブレザーの制服。
「えっ?」
「絵のモデルにするんだよ」
「なるほど」
僕は仁さんに制服を着せる手伝いをする。
仁さんの身体に触れる度にモヤモヤした。
仁さんの唇はケイナをイヤらしく舐め回して、 指はケイナをいかせまくり、 下半身は、 デカいチンコをケイナにぶち込み抱いている。
ムカつく。
このまま、 先生にやられちゃえばいいのに。
僕は……僕が仁さんを抱いたらケイナに嫌われる。
仁さんには罪はない。
僕が勝手にケイナを好きになって、 勝手にヤキモチ妬いてるだけ。
でも、苛立ちは消えない。
「似合うなあ」
ブレザーの制服が凄く似合う仁さん。
先生は仁さんの写真を撮りまくり始めて、 ムービーも撮っている。
「ねえ、先生……仁さんと絡んでよ。僕が撮ってあげるから」
僕の発言に先生はニヤリと笑った。
「いいね。俺、こいつ好みだ。チンコ、デカいのもいいし」
先生は仁さんの上に乗ると、 唇を押しつけてキスをした。
仁さんの下唇をカプンと軽く噛み、薄く開いた口の中に舌を侵入させる先生。
くちゅ、
くちゅり、
舌が絡む粘着質な音。
意識がない仁さんが彼にとっては見知らぬ男にいやらしい事をされている。
ケイナを抱いた罰だよ。
僕が好きなケイナを自由に出来る仁さんが羨ましい。
恋心を抱かれる彼が嫉ましい。
僕は元々、腹黒い。
沢山の人を弄んだ。
だから心なんて痛まない。
仁さんがこのまま先生に犯されちゃえばいいって思ってる。
先生は仁さんのネクタイを外して、 ワイシャツのボタンを外していく。
首筋につけられているキスマークに先生は吸いついて、さらに赤くキスマークを残す。
もっと、仁さんにいやらしい事をして、
「先生、仁さんは男の経験あるかさら、やっちゃえば?」
願いながら言葉にした。
「やっていいの?」
先生は俺を見る。
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