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暖簾に腕押し 5話

「先生、ここまでで良いです」 「マヨも降りるのか?家まで送るけど?」 「先生はイラスト描かなきゃでしょ?早く完成して欲しいし、ここまで!ほら、仁さんも降りましょう」 僕は仁さんも急かし、仁さんのアパートの一歩手前で停めて貰った。 「じゃーね、2人とも。仁くんモデルよろしくね。」 僕達が降りると先生は手を振り、車で走り去った。 ふう……ヤバかった。 「仁さんのその格好見たら佐伯さん、昼間っから襲ってきそうですね」 僕の横に立つ制服仁さんは本当に似合っている。 「俺は1秒でも早く脱ぎたい」 仁さんは猛ダッシュで部屋まで走る。 そんなに嫌なのかな? 僕も後ろから後を追う。 「きゃーやだー仁ーっ可愛い」 美沙さんの雄叫びに近い声。 そして、 「やめんか変態」 と逃げるように2階へ駆け上がる仁さんの姿。 何されたんだ?と部屋の前にいくと、 「あらマヨくん」 とカメラとロープを手にした美沙さんが居た。 「仁さんに何したんですか?」 「制服で帰ってきたからさあ。イタズラしてやろうとズボン脱がそうとしたら逃げられたのよ、酷くない?元妻よ?」 美沙さんは怒っている。 確かに元妻なんだけどね、足元に転がるのって…… 「その落ちてる玩具を仁さんに突っ込もうとしたんでしょ?」 「そうよ、縛り付けて玩具突っ込んで写真撮ってアンズママとママのスタッフに一枚1万で売ろうと思ったのにさあ」 仁さん………逃げられて良かったですね。 「美沙さんケイは?」 「お昼寝中………あら、お姉さん邪魔よね?うふふ、部屋貸してあげるし、誰も来ないようにしててあげるわね」 美沙さんはニヤニヤしながら僕を奧の部屋へと通してくれた。 奧の部屋では、スヤスヤお昼寝中のケイナが居て、まるで眠り姫みたいだ。 キスしたら起きるかな? ピンク色の可愛いケイナの唇。 指先を押しつける。 プニッとやわらかい。 キス………したいなあ。 僕はケイナをだっこしたくてベッドに横になる。 頭を持ち上げて腕枕をした。 ひよこが目をあけて初めて見たものを親と思うように、ケイナが目を開けて…僕をみて、 好きになってくれたらいい。 ******* 仁side あのくそアマーっ、 ハルさんの部屋に逃げ込み、息をつく。 マジでやばかった。 見られたくなかった美沙に玄関で捕まり、あやうくバイブ突っ込まれそうに。 別れて良かった…………最近、変態化が激しくて怖い。 しかも、アイツ、仕事は? ケイは?放置か? まあな、ケイは幼児じゃないからさ。 でも、 拗ねてるんだよな? 俺があまり構わないから。 俺が抱かないから。 俺が気持ちに応えられないから。 ごめん……… 謝罪を口にしたら凹んできた。 だって、俺はハルさんが………俺はソファーに座り、横になる。 ハルさん仕事かあ。 俺はハルさんに貰った合い鍵を見つめる。 ちょっと切なくなってしまい。ハルさんに会いたくなる。 直ぐに戻っては来ないだろうなあ。 時計は夕方近い。 張り込むかもとか言ってたし。 あ~あ、 ハルさん………ハルさんに抱っこされたい。 その後、チュウも……そしてそして、 抱かれたい。 ハルさんの気持ちいい顔みたい。 また、ハルさんを抱きたいな。 俺で気持ち良くしてあげたい。 ハルさん………… 俺はそのまま、眠りにつく。 ******* 妄想特急お兄さんside 仁くん、今何をしてるのかな? 早く君の所へ帰りたいよ。 お土産とか買って帰ろうかな?ふふ、仁くん何が好きかな? 「社長」 楠木の声。 やばい、俺を捜している。 部屋にまた来るとか言うんじゃ? よし! 逃げよう! 俺はコソコソと逃げ出す。 そして、仁くんにお土産を持ちアパートへと戻ってきた。 お土産…… 仁くんにお土産渡さなきゃ、 居るかな? 俺はクソハルの部屋の前に立つ。 ノックするが無反応。 帰ってないのかな?とドアノブを掴むと開いてた。 ハル、元警官のくせに! 中を覗くと靴があった。 もちろん仁くんの靴! きゃー仁くん! 俺は躊躇なく靴を脱いで中へ。 そして、眠れる森の仁くんと対面したのだ。 しかも俺はタイムスリップしたのかな? 高校生の頃の仁くんが居るよ。 ああ、そうか、これは神様からのご褒美だ。 真面目にコツコツとやってる俺に高校生時代の仁くんをプレゼントしてくれたんだ。 ありがとう神様。 でも、可愛い君がこんな汚い場所で眠るのは似合わないよ。 俺は土産物を置き、仁くんをゆっくりと抱き上げた。 俺の部屋で眠っていいよ。 仁くんを連れて部屋へと戻りベッドへ寝かせた。 可愛いなあ。 眠る仁くんはいつ見ても可愛い。 柔らかい髪を撫でてみる。 そして頬も、 指先で唇も撫でる。 「好きだよ仁くん」 俺は顔を近づけて、チュッと軽くキスをした。 キス………… きゃー、仁くん仁くん~っ、 たまら~ん。 ああ、抱きたいよ。 仁くん……… やばい、ハアハアしてきた。 ちょっとだけ、 ちょっとだけならイタズラしても良いよね? だって、神様からのプレゼントだもん。 シャツのボタンを外してみようかな? 乳首見えるくらいまで… プチプチとボタンを外す度に俺のチンコが狭い下着の中で大きく成長を遂げ、 窮屈だよー出してよパパって…… Jrよ。 今……出してあげるよ。 ペロンとJrを外へ解放してやった。 解き放たれたJrよ、彼が俺の愛しい眠り姫だよ。 仁くん……… はあはあ、 Jrを手で掴み上下へ動かす。 仁くん、目を覚ましてごらん、君が好きなチンコが目の前にあるよ。 毎晩ハルのを仕方なく受け入れているけど、本当は俺のが欲しいんだよね? 俺は仁くんの口元にJrを持っていく。 ほらほら、仁くん…お口開けてごらん。 薄く開いた口は、 きっと俺のを待っている。 「仁………くん、ほら、しゃぶって」 唇にピタっとくっつけた。 「仁……」 「んっ…………ルさっ」 仁くんは寝返りをうち、体勢が横向きになり、 パクン 。 「はうっ」 ちゅうちゅう、 仁くん……うそ、 俺のチンコを………ちゅうちゅう、って! うわあぁぁーっ !!! ふおぁぉーっ! 先っぽだけをちゅうちゅう、 ああ、オーマイガッ!

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