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暖簾に腕押し 6話

ちゅうちゅう……… はうわっ! これは今までみたいな妄想ではなく現実。 仁くんの温かい口内をチンコの先に感じているよ。 ヌルリとした唾液も……… か ん じ る !! ふおぉーーっ! 仁くんってば! チンコをちゅくちゅく吸う仁くんはまるでミルクを飲んでいる動物の赤ちゃんみたいだ。 もう、これだけで、 い き そ う !! 頭撫でてもいいかな? 俺は恐る恐る仁くんの頭を撫でる。 「仁…………あっ、上手いよ」 撫でながら誉める俺。 「……さんっ……」 ちゅくちゅく吸いながら何かを言っている仁くん。 分かってるよ、俺の名前呼んでるんだよね? 「上手だよ、動かしていい?」 俺はソファーの背もたれ部分に両手をつき、腰をゆ~っくり、ゆ~っくり動かす。 「んっ………ちゅくっ」 先っぽから半分まで仁くんの口内に入りましたよ。 見下ろす仁くんは美味しそうに吸っている。 ミルク………出ちゃうよ仁くん、そんなに吸っちゃ! ちゅくちゅく吸う力が入ってて舌まで使ってるんだよーっ、 「んっ……仁くん……はあっ………すきっ」 気持ちいい… 腰を動かしてると仁くんとセックスしてるみたいだ。 ああ、もう、だめっ、 ああ、ああっ、 ちゅくちゅく、 あああっーっ 仁くーんっ、 いっちゃう! ミルク出ちゃう。 俺はイク直前にチンコを口から抜いた。 どびゅっ、 「あああっーっ」 はあ、………イッてしまった。 耐えれずにイッてしまいました。てへっ。 そして気づく、仁くんに顔射した事に。 うわあぁーっ、 俺のミルクが仁くんの顔に。 ヤバい……ヤバいぞ。 ハアハアくるよ。 可愛い顔に精液。 これはもう、写メレベルだ! 俺は何枚も写メしまくった。 そして、ミルクだらけの顔を拭こうと振り向くと、 「しゃーちょーおぉっ」 鬼のような顔をして仁王立ちしている楠木が居た。 楠木は仁くんから俺を引き離し、 「俺の先輩に顔射とか、いくら社長でも許しません」 ネクタイをグイッと引っ張られて睨みつけられた。 「しかも制服まで着せて、睡眠薬とかも飲ませたんでしょ、変態野郎」 睡眠薬………ああ、その手があった。 「まだ飲ませてないよ。…それに制服が初めから着てた」 「えっ?」 楠木は驚いたように仁くんを見る。 「濡れタオル下さいよ、顔を拭くから」 楠木は俺から離れた。 濡れタオルを楠木に渡す。 「社長、いいかげんにチンコ閉まってください」 楠木は俺の下半身を見ている。 あ、コイツ、俺のも狙ってるんだった。(狙ってません) 直ぐに隠した。 楠木はため息をつきながら仁くんの顔を拭いている。 ああ、そんなにキツく吹いたら仁くんが目覚ましちゃう。 「楠木、待て!先に仁くんにこれを飲ませろ」 俺はワインを入れている棚から小瓶を持ってきた。 「何すかソレ?」 「媚薬だよ楠木」 「媚薬、てんめえ、やっぱり先輩を犯す気満々じゃねえか!」 楠木はまた俺のネクタイを引っ張る。 あれ?俺って楠木が勤める会社の社長だよね? 俺の記憶が間違っていなければ楠木は秘書。 「楠木、媚薬飲ませたくないのか?」 つかみかかる部下。 コイツはいつかクビにしてやる! 「………………飲ませたいです」 「よろしい、離したまえ」 楠木が離れると俺は仁くんの頭を少し上げると瓶の縁を唇にあてる。 ゆっくりと薄く開いた唇に流し込むが、上手く入らない。 多少は入っていくが半分は唇の端からこぼれていく。 「んっ」 仁くんは少量の媚薬を飲んでくれてはいるが、これでは半分も飲めない。 しかないよね。 くすくす、 俺は仁くんの唇を見つめ、口移しを決行しようと決意した。 媚薬を口に入れ、仁くんに口移しを…………………… 「おらっ」 ガンッと頭に衝撃がきて、その衝撃で、 ゴクンッと媚薬を飲んでしまったーっ! 「楠木」 俺の頭を拳骨で殴った楠木を睨む。 「そっちがドサクサに先輩にキスを」 「全部飲んだだろうバカ!」 「へ?」

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