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窮鼠、猫を噛む 17話
真っ白になっちまったぜ………………、
あ~、俺ってこんな早漏だった?
「仁さんイッちゃいましたね」
ゴクンと俺が出した液体を飲んじゃったケイ。
ばか~ハッキリ口に出して言うんじゃねーよ!
「気持ち良かったですか?」
な、何聞いてんだよう!
「イッたんだから、分かるだろ!」
恥ずかしくて俺はぷいと横を向く。
「じゃあ、僕のも気持ち良くして欲しいです」
ケイは俺の両足を持ち上げてM字開脚させた。
な、何する気だ!
「ケイ、まさかとは思うが………挿れないよな?」
分かっている事を再確認する。
「挿れますよ」
それが何か?って感じで答えるケイ。
「だめ、挿れんな!」
「僕の童貞を貰って欲しいんです」
「童貞って、………だめ、だめに決まってるだろ!」
「仁さんに貰って欲しいんです!絶対に!」
急にケイが叫んだから俺はビックリして、キョトンとなる。
「僕はこの10年、仁さんの事ばかり想ってきました。あの時、仁さんが居なかったら僕は殺されてた。ずっと、ずっと、恩を返したくて……ずっとずっと、大人になるのを待ってたんです。仁さんに抱いて欲しくて」
真剣な顔のケイ。
初めて見る表情の彼は何時もより大人に見えた。
でも、言葉が気になった。
殺されてた?
どういう意味?
「それ………どういう意味だよ?」
「仁さん………は僕の初恋の人です。だから、貰って下さい」
ケイは俺の質問に答えようとせずに、勃起した自分のJrを俺のアナルに押し付けてきた。
「ケイ!やめっ」
抵抗しても無理なのに必死に叫んだ。
ズッズッ……
先端が穴へと押し込まれてきた。
「ケイってば、だめだって」
でも、ケイは止めようとせずに、
「ああっ」
俺の中に入ってくる。
侵入してくる感触。
先端は完全に挿っている。
「仁さん、無理やりごめんなさい………だめだって分かっているけど、………僕は自分を止めれないんです。ごめんなさい」
ケイはポロポロと涙を零す。
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