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縁の下の力持ち 10話

バシンっと派手な音がして、お尻に痛みが走る。 「痛たあ!!」 思わず叫んだ僕。お尻を叩かれたのだ。 前にもお尻叩かれた事あるけど、仁さん手加減なし? かなりジンジンきている。 僕が痛がって声を上げたのを確認するように2発目叩かれる。 「やだ、痛いってば!ドS」 逆上されるかもしれないけど、文句を言う。 言わないとやってられない。 「お前はドMだからちょうどいいだろ?あっ?」 そう言って三発目。 「だから、痛いってば!」 僕はジンジンするお尻を動かし、四つん這いから仰向けに体勢を変える。 どうせ、裸は見られてるし、色んな男とエッチな事してきたんだから、見られるのは平気。 「どうせならもっと、足広げろよ」 「嫌です!僕、仁さん嫌いだもん、言う事なんか利かない!」 仁さんに睨みつける。 でも、睨んでも仁さんは平気そう。 いつもの仁さんなら、少し弱気になるのに。 本当に酔うとドSになるんだ。 「まだ、仕置は終わってねーんだよ!」 仁さんは勢いよく僕の足を掴みまた、うつ伏せにし、今度は押さえつけられてしまった。 「お前がエロい事をケイに仕込むから、掘られただろーがよ!」 そう言いながら仁さんは僕の後の穴に指をブスッと差仕込んだ。 「やっ!!!」 いきなりだし、乱暴だったから痛みを感じた。 そして、ケイが仁さんとエッチした事を知った。 エッチしたんだ……… やっぱりしたんだ……… ケイ……… 胸が凄く苦しい。ドクドクと心臓の音が大きく耳に届いている。 ケイ…………、 ううっ、好きなのに。 凄く苦しくて、言葉さえ出てこない。 文句言ってやろうと思ったのに。

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