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愛は小出しにせよ 14話

◆◆◆◆◆◆ ケイにゃんSide マヨは僕の中でイッてしまって、隣に横たわり息を整えている。 「マヨ………僕、気持ち良かった?」 マヨに手を伸ばす。 「うん、すごく………こんなに気持ち良かったの初めて」 伸ばした手を掴んだマヨはそのまま僕を抱き寄せた。 「好きな子とセックスするってこんなに気持ち良かったんだね、知らなかった」 「………今までは気持ち良くなかったの?」 「うん、快楽だけだったもん。したくなったらスル……」 「そっか」 「……幻滅した?好きでもない奴と寝ちゃってさ………ほんと、自分でもビッチだって思うよ」 僕は頭を振る。 「僕も似たようなものだから。仁さんには佐伯さんがいるのに……抱いて貰ってた」 「ケイは違うよ!!片思いでも、好きな人とエッチしてたんだから」 マヨは必死で、すごく可愛く見えた。 「ありがと………」 僕はマヨの胸に顔を埋める。 「マヨ…………ぼくね、凄く欲張りなんだよ。仁さん好きだけど、マヨも好き………好きだからエッチしたんだけど、コレって何に当てはまる?二股?」 僕は凄く欲張りだなって思う。2つ同時には手に入らないのに。 「二股じゃないよ。絶対に僕がケイの1番になるから」 マヨは僕をギュッと抱きしめた。 「マヨは優しいね」 「ケイだから優しいんだよ?僕はもうケイ以外いらないもん」 マヨと僕は見つめ合って………自然にキスを交わした。 「また、したくなったって言ったら怒る?」 唇を離すとマヨがそう言う。 「いいよ………ねえ、今度はマヨに挿れてもいい?」 「えっ?」 マヨが一瞬、戸惑う顔をした。 「仁さんとヤッて………挿れるのが凄く気持ち良いって知ったんだ。マヨって後ろ使った事ある?」 僕の発言にマヨは頭を振るだけ。 「じゃあ、僕がマヨの初めて貰っていい?」 「………ケイ、本気?」 「ウン、マヨは僕に抱かれてよ」 そう言うと僕は体勢を変えてマヨを組み敷く。 そして、マヨの返事も聞かずにキスで唇を塞いだ。 僕の下のマヨは戸惑うように両手を背中に回してきた。 その手が少し震えているのが分かる。 マヨ、後ろ初めてだもんね………いつもは僕が年下みたいだけど、年齢は僕が1つ上。 経験もきっとマヨの方がある。 でも、それは挿れる方。 挿れられるのは慣れてないよね。 唇を離して、 「僕だってマヨをもっと気持ち良くできるよ?」 と微笑んで首筋へ舌を這わした。

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