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愛は小出しにせよ 19話
「や、ここ、窓」
仁くんが嫌がっている。嫌がるよね、そりゃ嫌がるよ!!ハルめ、仁くんの嫌がる事をして、けしからん!!
「仁のエッチな姿……誰かに見られるかもな」
「見られちゃう、やだあ」
舌足らずの甘い声。うん、ソウお兄さんに見られてるよ?そのカーテンの隙間からチラチラ見えてるんだよ、可愛いチンコが。
「でも、興奮するだろ?仁はエッチだから」
ハルの手が前にきて、仁くんのチンコを掴んだ。
「やあ、らめぇ……きこえちゃううう」
らめぇ……とか可愛いなあ。らめぇって言ってるのにハルの手はチンコをしごいている。
「やあ、やだあ」
カーテンが激しく揺れる。仁くんが窓に手をついて、揺れているから。
「でも、仁のケツマンコはキュウキュウ締めてくるぞ?興奮してるんだろ?」
「ちが……」
仁くんの顔がチラチラと見える。チンコもだけど。チラチラ見える顔は気持ち良さそうで、目を閉じて身体を揺らしている。
「素直になってきたな」
「んっ、んっ、……きもちいい」
ヘコヘコと腰が動いている、ハルのクソチンコがぶち込まれているからだ。
仁くん……可愛い。こうやって見ていると、君とセックスしている気持ちになるよ。
「ほら、もっと欲しいって言えば奥までついてやるよ?」
うわあ!!ハル、何様?ついてやるって、オイ!餅つきかよ。
仁くん、言わなくていいよ?言わされてるんだろ?きっと、脅されているんだ……エッチな写真バラまくぞ、とか……可哀想な仁くん。
「ほしい……奥まで」
仁くん……可哀想に言わされて、そんな事言ったら調子に乗るんだぞ、ソイツ!!
「ちゃんと言って?何がほしいか?」
ソウお兄ちゃんのチンコ……きっと、そう言いたいのを我慢しているんだ仁くん。
「ハル……せんせぇのおちんちんを奥まで……」
なに?ハル先生?エロの道化師のくせに、先生とは。制服着せてるから先生ごっこか、ちくしょう。
しかも、可愛い声でおちんちんとか……チンコとか、チンポとか、ペニスとかじゃなくて、おちんちんって言うのが可愛いよね。
「良く言えました。ご褒美だ、おらっ!」
おらっ!と後にギシッと窓がきしんだ。衝撃が仁くんの手を伝ってきしんだんだ。そんなキツく突いているのかハルは!!!
「ああ、やあ、いくう!!」
仁くんの可愛い声が響いたと思ったら、ぴゅぴゅぴゅって窓ガラスに仁くんが放った精子が!!
仁くんのミウク!!ミルクじゃない、ミウクだ!!仁くんの可愛い声で「ソウお兄ちゃんのミウク飲みたい」って聞きたい。
「仁……また、いったな?これで、4回目だぞ?」
はあ?いま、何言ったハル?4回目?仁くん、4回いってるの?
「やあ、言わないでえ、」
恥ずかしそうな仁くんの声。
「先にいっちゃう子はおしおきだ!」
「えっ?おしおき?やらぁ、さっきもおしおきしたもん……もお、やらあ」
仁くんがシクシク泣き出した。
お前、何やった?何をしたんだ、クソハルううう!!!
ドーン!!
勢い余って窓を叩いてしまった……
「やら、だれぇ?」
驚いた仁くんと目があった。
口元がお兄ちゃんと動いた。
確かにお・に・い・ち・ゃ・ん!と。
助けてお兄ちゃん、ハルお兄ちゃんに犯されてるの!!汚れちゃう!!汚れちゃう前に助けてえ。
そう聞こえた。聞こえたんだ。
「ハル、開けろこら!」
窓を叩いた。
「ソウ……おーまーえー!!覗いてたなあ!」
鬼のような形相のハル。しかし、負けない!!
「開けないと窓ガラス割るぞ!」
と脅してやったぜえ!!
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