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第4話

美沙は俺が連れ込む女の子を片っ端から食っていくタチの悪さ。 それが離婚の原因のひとつだったりする。 俺は腹を押さえながら後を追う。 美沙はベッドの前で立ちすくんでいる。 ああああーっーみーらーれーたあー! 「美沙…」 恐る恐る話掛けると、振り返る美沙の目はキラキラしている。 ああああーっー! キラキラしてやがる! 「いやーん!仁!良くやったわ!こんな美少年食っちゃうなんて」 もう一つ。美沙の性癖。 貴腐人。 美少年はシーツに丸まり熟睡中。 「もちろん仁が攻めよね?」 「多分」 「多分って何よ?」 「酒で記憶ない」 「はあ?何ソレ?こんな美少年連れ込んで記憶ないで済むかバーカ!男なら美少年の両手を縛って、無理やり足開かせて、おら気持ちいいって言えよ!おら、腰振れよ!おねだりしないとイカせないぜ!とか言いなさいよ」 美沙の言葉を聞いた俺の頭の中ではジブリ作品の巨神兵に向けられたセリフを思い出した。 こいつ、腐ってやがる! 「仕方ないだろ?覚えてねーんだし」 「仁のいくじなし!」 「ハイジみたいなセリフ吐いても覚えてないのは仕方ないじゃないか?」 「えなりの真似も似てないわね。」 美沙は厳しい。 あ、いやそうじゃなくて…。 俺は美沙の方を見て、俺をじっと見ている美沙の後ろの美少年と目が合った。 やべえ、騒いだから起きた! 美沙も俺の視線の方向を見て目をキラキラさせる。 美少年はやはりハーフなのか薄い茶色い目の色をしていて綺麗だ。 「やーん可愛い」 美沙が食いそうな勢いなので、後ろから羽交い締めをした。 「えっと、君…誰かな?」 美沙を羽交い締めしたままに聞くが、俺も名乗らないとダメだよな? 「俺は仁。この野獣は美沙…」 とりあえず名乗った。 美少年はゆっくり起き上がる。 シーツから隠れていた肌が露わになってアチコチにキスマーク。 やべえ! キスマークやたらつけてるやん! 美少年はまだ眠いのか俺らではなく視線は違う場所にある。 あ、そっか! ここがどこだか分からないよなあ?

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