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愛は小出しにせよ 23話

指が……僕の中で動く。 ケイの細くて綺麗な指。それがいやらしく中で動く。 自分も入れるし、チンコも挿れてよがるクセに……そんな汚い場所へケイの指を入れて良いのか?と考えてしまった。 「ケイ……そこ……汚っ……」 「マヨ、ふふっ、どうしたの?何か何時ものマヨと違うよ?なんか、可愛い」 ケイが優しく微笑む。 「だって……んっ……」 そんな会話をしながらでも、指は動く。 「そっか……マヨはここ、初めてだもんね。怖い?」 怖い? ケイに聞かれて、どうなのだろう?と考えた。 セックスは数こなしているのだから今更怖いというのはない。 でも、「ケイが僕の全部を知っても嫌いにならないなら怖くない」と言葉にした。 「嫌いになる?どうして、そんな事思うの?」 「わかんない……どうしてだろ?」 僕は自分自身でさえ答えられない事を言葉にしてしまった。 「嫌いになんてならないよ……僕は少しづつ、マヨに愛をあげたい」 「えっ?」 愛をあげたいって……あげたいって凄く嬉しいんだけど? 「愛は小出しにせよ、って言葉知ってる?」 ケイの質問に僕は首を振る。 「人を愛するには少しづつ愛して、長く愛するのがいいんだって……」 ケイは微笑む。 「少しづつ愛して、長く?」 「うん、それが長持ちする秘訣なんじゃないかな?沢山、一気に出してしまったら迷惑かけちゃうもん」 ケイの瞳が一瞬、悲しそうに見えた。 「僕……好きを出し過ぎちゃったもん……仁さんに……きっと、傷つけた」 「ケイ!!違うよ!僕がケイを焚き付けたから、だから、ケイは悪くないよ!!」 ケイが悲しそうな瞳をしたのは仁さんの事。 仁さんに童貞を捧げた事。正気の仁さんは決してケイを抱かない。 佐伯さんが好きだから。好きだから貞操を守っている。 僕がケイを焚きつけた……あまりにもケイが可哀想で。 ケイの事が好きなクセにセックス出来る手伝いをして落ち込んでいるのも事実なのに。 そして、何より……そうだ。仁さんを傷つけている。 レイプが怖いって小鳥遊先生に教わったのに。 きっと、仁さんは……。 いくらケイ相手だとしても傷ついたよね? 酔わないと抱かないから、記憶無いんだろうけど、……セックスはしてんじゃん? ちょっと、矛盾してるけど……傷つけたのは間違いない。 「ううん、マヨ……悪いのは僕だけだよ。いくらマヨに言われたからって心にストッパーがあれば止めれた。それをしなかったのは僕の意思……僕は狡くて悪い子なんだよ……寧ろ、本当の僕を知ったらマヨは嫌いになると思う」 「ならない!!」 ケイの言葉に僕は迷わず言葉にした。 「どんなケイでも僕はケイが好き!!嫌いになんてならないよ」 ぎゅっとケイに抱き着いた。 「マヨ」 「2番目でもいい!少しづつ愛をくれるんでしょ?長く愛してくれるんでしょ?僕はそれで充分だもん」 ケイに思いを伝える。僕はどんなケイでも大好きだ!! 「ありがとうマヨ」 ケイも僕を抱き締めてくれた。 「ケイ、僕を全部、ケイのモノにしてよ!僕もケイを少しづつ愛して、長く愛したい」 耳元で囁く。 ケイになら後ろの処女もあげれる。 「いいの?後悔しない?」 「しないよ!!怖くもないもん」 「分かった……」 ケイは僕にキスをすると股間に顔を移動させると両脚を広げさせた。

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