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第6話

美沙に勢い良く突き飛ばされた俺は床に転がったままに彼女とケイ少年を見上げた。 「怖かったわね、で、他に覚えている事は?」 美沙は美少年を前にハアハアしている変態オヤジにしか見えず、とても残念過ぎる! あれでも元妻。 ナイスバディと綺麗な顔に引かれナンパ、 酒の勢いでラブホでベッドイン。 翌日、目を覚ました瞬間に美沙にプロポーズ。 きっとあれは二日酔いの副作用か何かだ! 今の美沙を見たら絶対にプロポーズなんてしない。 「あ、ここに連れてこられて直ぐに玄関でフェラしろよ、抱いて欲しくて来たんだろ?って無理やりフェラを」 「やだあ!フェラ強制!それから?」 うわあああーー! 「もう良いです!お腹いっぱいですから止めてください」 俺は止めるべく美沙の足元に抱き付く。 「おだまり!アンタの性癖…いや、悪行三昧をなるべく詳しく聞かなきゃ」 美沙は俺を足蹴にする。 「性癖って、お前、ただ聞きたいだけだろ!この貴腐人め!」 「ウルサいわね。ね、ケイくん怖かったもんねえ~お姉さんに話すときっとスッキリするわよ」 美沙はケイ少年の頭を撫でる。 「あの…」 ケイ少年は怖ず怖ずと俺らを見ると、 「しばらく僕をここに置いて下さい」 と言った。 「きゃーもしかして、仁の野獣セックスの虜になっちゃったとか?」 美沙は歓喜の雄叫びを上げる。 コクンと頷くケイ少年。 はいぃぃ? 何言い出すんだ、このガキは! 「いいわよ、いいわよ!沢山調教されちゃってぇ!ハアハア来ちゃう!ね、仁も良いでしょ?こんな美少年を毎晩抱けるのよ」 美沙は絶対に腐ってやがる! 「無理だよ無理!ケイ少年はどう見ても未成年だろ!家出少年置いとくわけにはいかないから無理」 俺は立ち上がり、大統領が演説をするかのように派手なゼスチャーをしながら叫ぶ。 「僕、童顔なだけです」 「んな、わけあるかい!めっちゃ15~6くらいだろ」 「23です」 ケイ少年は23には見えないくらい幼くて肌もピチピチ。 って、俺どこみてんだよ。

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