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5話

ケイ少年と二人っきり、しばし流れる沈黙…………………………………………。 「えーーと、服着ようか?」 会話に困りケイ少年に服を差し出す。 「俺ので悪いな、あっ、パンツは新しいぞ」 なんて俺が説明している間にケイ少年は隠れて着るとか、大事な部分を隠すとか…全くせずに真っ裸で服を着始める。 「ちょ、おま、隠せよ!目のやりばに困る」 どうせ見るなら、綾瀬はる〇とか、A〇Bのともちんとかさ、ねっ。美人な女子がいいわけよ。 だって男の子だし俺! 「昨日散々アナタに見られまくったんで今更です。それにお風呂も一緒に入りましたし」 あははは、確かに今更だな。 俺のスエットの上下を着たケイ少年。 小柄な彼にはブカブカで袖も指先が出ている程度で裾はクルリンと織り込まないと先が出ない。 なんだろうコレって…。 美沙が俺の服を着た時はボインのせいでピチピチだった。 それはそれでエロいけど。 ブカブカの服を着たケイ少年は、 ぶっちゃけ萌える。 やべえ、可愛い! 「ブカブカです。仁さん身体大きいから羨ましいです」 ケイ少年はニコッと笑う。 なんだろう……。 ふにゃんとした感覚。 砂糖菓子みたいな甘い感じ。 男なのに可愛い! 「お前は痩せ過ぎだ。もっと食え」 そう言って、飯を互いに食べてないのを思い出した。 「腹減ってるだろ」 ケイ少年を手招きしてリビングへと行く。 美沙が差し入れしてくれた袋を開ける。 中身はキャラ弁。 今日はくまもんか…。 美沙は変態だが料理は上手い。 キャラ弁が似合うケイ少年に弁当を渡す。 「わあ、可愛いですね」 目をキラキラさせて弁当を見入るケイ少年。 く、くまもんより可愛いじゃねーかあ! 「食べろよ」 「いいんですか?」 「いいよ」 俺がそう言うとケイ少年はいただきます。と言ってキャラ弁を食べ出した。

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