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第3話

「おっ、マジか?じゃあ、めっちゃくちゃ可愛がってやるよ」 佐伯さんの言葉に俺はハッと我に返り、 「だめ!何言ってんだよ!ケイ、お前はアホか!分かってんのか?セックスするんだぞ!余所で言うのは今後禁止だからな」 とケイ少年に注意した。 全く、ケイ少年はどこまで本気なのか分からない。 「ケイが良いって言ってんだから良いだろーが!美味しいモノは分け合う!これ、人の基本」 佐伯さんはまた訳の分からない事を言い出す。 「ダメなものダメです!」 「でも、僕は上手くなりたいんです。」 ケイ少年は絶対にアホだ。 「ならなくてよろしい!」 俺が叫ぶと丁度アパートに着いたので、俺は直ぐに車を降りてケイ少年を後部座席から引っ張り出すと肩に担ぎ上げて、部屋に逃げ込んだ。 「ちょっと、ガラス放置で危ないでしょ!」 玄関にラスボスのように美沙が立ちふさがっている。 「あ、悪い~ケイが怪我してさ、掃除するのを忘れてた」 「ちょ、オイシイ構図」 肩にケイ少年を担ぐ俺を見て美沙はハアハア言っている。 真剣に怖くなる。 美沙が掃除をしてくれていたようで、俺は安心してリビングを歩けた。 よいしょっとケイをベッドに降ろす。 真新しい包帯が巻かれた足が痛々しくて気になる。 しばらくは俺が世話しないとな。 「ケイくん大丈夫?」 美沙は心配そうにケイに聞いている。 「はい。」 「正直、昨日バージンを失った時とどっちが痛かった?」 「美沙!」 誰かこの変態をどうにかしてくれ! 「昨日は痛く無かったです。仁さんがうまかったから」 「あーもう!お前らいい加減にしろ」 俺はこれから先が不安で仕方なくなる。 「あ~そうだ!ケイくんにプレゼント」 美沙はそう言うと部屋を出て紙袋を何袋も持ち戻って来た。 「着替えね」 美沙は衣服や下着を床に並べていく。 「で、これが…大人の玩具」 美沙はドラえも〇のごとく袋から玩具をだした。

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