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第6話
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エロ佐伯side
「僕は魅力ないのでしょうか?」
しょんぼりとうなだれて膝を抱えてベッドに座るこの可愛い生き物は何だろう?
仁がまた出掛けたのを確認して入り込んだ俺に、いきなりそんなセリフを吐くケイ。
「仁と何かあったか?」
ケイに耳と尻尾があったら、きっと垂れているに違いないってくらいに落ち込む表情を見せる。
馬鹿正直!
「酔ってない仁さんは僕を抱かないんです」
なんと!勿体無い!
「夕べも一緒お風呂入ってキスまでしたのに……僕をベッドに残してトイレ行って、トイレで1人エッチしてたんです!僕とセックスしたら良いのに」
僕と…ってハッキリ言い切るなオイ!
「手を出さないってわけか」
ケイは頷く。
「仁さんは僕に魅力ないから1人エッチするんですか?」
いやいや、君は充分に魅力的だよ。
「ケイは仁とセックスしたい?」
こくんと頷くケイ。
俺の時はムスコちゃん元気無かったのに、仁だと元気になるんだな。
なーんかムカつく!
「じゃあ、誘えば?」
「えっ?どうやって?」
真顔で聞いてくるケイ。
ほーんとムカつく!
「まずは…フェラ上手くならないとな」
「昨日、酔った仁さんに下手くそだって言われました」
ガクンと肩を落とすケイ。
「昨日はどんな事された?」
「はいはーい!それならコレ」
軽快にボインを揺らしながら美沙ちゃんが来た。
つーか、いつ来たんだ?
「いいもの見せてあげる」
美沙ちゃんはパソコンを持ち込み画像を再生させた。
映し出された画像はこの部屋。
ベッドに眠るケイ。
やがて、仁が入って来た。
そして、いきなりケイの上に馬乗りになり、乱暴に服を脱がし始める。
「や、…仁さん?酔って…んっふ」
目を覚ましたケイの顔の上にまたがり、どうやら自分のムスコちゃんをケイの口に入れたようだ。
画像では仁の背中しか映らない。
カメラのアングルのせいだ。
「あ、これ昨日の」
「ケイ、いきなりフェラか」
画像を見ながらケイと俺は会話する。
「凄いわよ」
美沙ちゃんはニヤニヤして怖い。
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