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第10話
「仁さん、今日の僕は可愛いですか?」
そう言うケイはネコ仮装も手伝い可愛さ増量中。
そんなケイが俺の上に乗り可愛く迫ってくる。
もう俺は頷くしかない。
「それなら、僕とエッチしませんか?」
はあ?何を言い出すコイツは!
「ケイ、お前は!子供が男誘ってんじゃねーぞ!そんな、それなら僕と踊りませんか?的なノリで」
「何のノリですか?」
「夢の中へだよ、知らないのか?」
「知りません」
「くそーっ、ジェレネーションギャップか!」
若い子と最近話が合わないんだよなあ…………って、違う!話が逸れた!
「いや、ケイ、軽々しくエッチしようとか言うな!」
コイツは説教だ!ガキのくせに!
「だって仁さん酔わないとエッチしてくれないもん!僕から誘わないとダメだって」
ケイは俺に言い返すが、んっ?僕から誘わないとダメだってって…
「美沙か?」
これは絶対に美沙が絡んでいる!
まず俺が獣耳やら好きだって美沙しか知らないし、ハロウィンなんて欧米か!(古いかな?)
「美沙さんが仁さんはネコ耳好きだから落ちるって」
やっぱりぃぃ!
「とにかく降りろ」
そんな格好で何時までも馬乗りされたらヤバい!
「やだ!」
ケイは俺にしがみつく。
フワリと甘い香。
あれ?シャンプーは俺と同じ物を使っているはずなのに香が違う。
「何の臭いだ?」
「美沙さんが振り撒いた香水です。仁さんが好きな香だからって」
また美沙かよ。あいつ、俺の好みを知り尽くしているから恐ろしい。
「エッチはしないから降りろ」
「何でですか!」
プチキレするケイ。
えっ?何でキレんの?
「仁さん1人エッチするくらい溜まってるんでしょ?僕、フェラまた下手だけど頑張ります」
1人エッチって、
うそーん、バレてる。
焦っている内にケイの手が俺の股間に、
やば、
「ばか、ダメだって」
俺はケイの手を掴む。
でも、すでに遅かったみたいで、
「仁さん…固くなってますね」
とムスコちゃんが元気を象徴しているのがモロバレしてしまったよ。
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