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鬼が出るか蛇が出るか 6話

◆◆◆◆ 兄(ソウ)side 仁くんの為に服を選べるなんて、俺は世界一幸せ者だ。 愛しい人の為に何かを選ぶってこんなにも幸せだったんだな……ありがとう神様。俺に仁くんとの出会いをくれて。 似合うだうなあ仁くん。 あの子可愛いし……いや、綺麗かな? とにかく仁くんに似合う服を……そして、願わくばその服を俺が脱がせる事ができたなら。 俺は下着も選ぶ。 お尻の部分に穴が開いている下着発見!!! これを着た仁くんを想像してみる。 ※ここから妄想です。 「ソウさんが選んでくれた服……似合いますか?」 俺の前で服を着て恥しそうに聞く仁くん。 「似合うよ」 「本当ですか?嬉しい」 俺の言葉に頬を染める。 「でも、仁くんは裸の方が素敵だよ」 「ソウさんのエッチ」 さらに赤くなる仁くん。 「選んだ下着も穿いてるんだろ?見せて?」 「えっ?」 耳まで赤くなる仁くん。 「ほら……見せてよ」 俺は仁くんに近付き、服を脱がせていく。そして……下着姿の仁くん。 「よく似合うよ」 「ソウさん……あまり見ないで……恥ずかしいから」 「恥ずかしくないだろ?俺と仁くんだけなんだから」 「でも……恥ずかしいです……好きな人に見られるのは」 目を潤ませて俺を見つめる仁くん。 「仁くん……」 「下着も……脱がせてください……俺は裸の方がいいんでしょ?」 「いいのか?」 「はい」 頷く仁くんの側に行き下着に手をかける。 「ソウさん……キスして……」 オネダリする仁くん。 …………あああ!!!! いいなあ、いいなあ!! 俺は妄想で股間がギンギンになってしまった! 変な歩き方になってしまうじゃないか!! まあ、ここは俺のプライベート空間だからな。 そう、ここは俺のホテルの1室。 従業員に下着と服を持ってこさせたのだ。届いた服を選んでいくというわけ。 外にいく必要はない。 だって、外にいくと時間かかんじゃん? 俺が居ない間、ハルが仁くんに悪さ…………、 あっ!アイツもしかして、俺を追い出して仁くんにイタズラする気じゃ!! ハルの企みに気付いた俺は服と下着を袋に入れて部屋に急いだ。 ◆◆◆◆ 部屋に行くとハルが居ない……やっぱり風呂に行きやがったな!! 俺は服が入った袋をソファーに置くと風呂場へ。 すると……「あんっ……気持ちいいのお……」と仁くんの甘い声が。 ふおおお!!この野郎ハルめええ!! 風呂場へ乗り込もうとするとつま先が何かを蹴った。 何?と見るとスマホ。 ハルのスマホやん!!と手に取る。 なんで、こんなとこにスマホ置いてんだ?と疑問に思うと同時にもしかして!!あいつ、仁くんを盗撮したんじゃ!!と中を確認。 鼻血が出るかと思いました……。 仁くんの美しい裸体がそこに撮されていた。

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