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人を見たら泥棒と思え12
コリコリコリコリッ
リスかっ!てな具合に乳首をコリコリする俺。
仁は息を荒げてハアハアしている。
そんな仁を見て俺もハアハア。
カサッ
何か音がした。
人の気配。
おっとお、覗きか?
俺とこの可愛いこんちくしょうを眺めに来たんかい?
よーし、見せてやろうやないの!
「もと…………して」
はい。仁くんスイッチ入りますか?
でも、その前に、
「仁、いい子にしてろ」
可愛い仁の乱れた姿は俺以外見せねーんだよ!
俺様ダシュ!
ボルトの記録抜けんじゃねー?
覗き魔をあっと言う間に俺様ゲット!
ガシッと首根っこ捕まえて、お顔拝見。
どーせ中年のオッサン……………?
「や、やめて下さい、ごめんなさい」
涙目で俺様に謝る13~14くらいの美少年。
はい?美少年?
「覗き魔?」
美少年は首を振る。
「違います。僕、パパに会いたくて」
パパ?
パパラッチ?
「パパがあの店でやってるって聞いて凄く会いたくて」
パパがあの店やってる?
あの店の経営者ってノブだよな。
うんノブだ。
え…………………………………と?
「信長の息子!」
俺は歓楽街に雄叫びをした。
「はい。」
「うそやーん、信長に全然似てねーし」
「僕はママン似なんです」
ママンって貴族かよガキめ。
「信長のストーカーってお前?」
「えっ?」
「後つけたんだろ?」
「あっ…はい。パパのマンションとか知りたくて」
あー、やっぱな。そうだろうと思ったよ。
ノブにストーカーなんて!
「あの、すみません邪魔して」
おずおずと謝るノブJr
「ん?」
「その……いいとこだったでしょ?凄く可愛い人と」
「貴様、仁の乱れ姿みたのか」
俺様赤鬼のごとく頭に血のぼる。
頷くノブJr
「許さんぞ忘れろ!仁をおかずにマスかいたら殺すからな、こい、説教じゃー」
俺様はノブJrを捕獲し店に戻った。
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