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鬼が出るか蛇が出るか 30話
◆◆◆◆
ソウside
仁くん、仁くん!!やっぱり君は俺を選んだね。
なんせ、ハルは椅子に縛りつけられている。
ハルを縛りつけたのは驚いたけど……弟に見られながら性行為ってなかなか恥ずかしいね。
でも……見せつける為なんだろ?仁くんが誰のモノかというのを……。
ふふふ、あははは!!
ハルめ!ざまーみろ!ハルよりイケメンで地位も名誉も金もある。なびかないわけがないもんね。
現に仁くんは乳首をチュウチュウ吸っている。
ああ、可愛いなあ!仁くんの可愛いお口が……乳首を……しかも、舌使いも上手い。
「あふん」
へんな声が出るくらいに上手い。
「こらー!仁やめろー!!何、ソウを気持ち良くしてんだあー!」
ハルの負け犬の遠吠え……。
「ああん、仁くんいいよお!乳首美味しいかい?」
わざと大声で言う。
羨ましがれハルよ……。いつも、隣の部屋で仁くんと激しいセックスしてくれちゃってさ!まあ、それをおかずにしてたけど。
仁くんの声が可愛くて可愛くて……あっという間にイッてしまうけど。
今度からはハルが聞く番だ!!
チュクチュク乳首を吸っている仁くんを見る。
ああ、美味しそうにしゃぶってええ!こんな可愛い顔をハルに見せていたんだな。ちくしょう!ハルめ!ああ、でも、今は……仁くん独り占め。
「仁くん……そろそろ下も」
乳首も気持ちいいけど、チンコもしゃぶって欲しい。
「しゃぶって欲しいのか?」
乳首をしゃぶるのを止めて俺を見る。
マッハで頷く。
「ばかー!!やめろ仁ー!しゃぶるんじゃない!」
ハルの負け犬の遠吠えがまた……。
「ハル!諦めろ!そこで見てろよ!」
勝ち誇ってハルに叫ぶ。
俺様の勝利。
仁くんは俺から離れると手で身体をまさぐり始める。
「仁くん」
手のひらが身体中を触る。
「はやく……下も」
焦らす仁くんもいい……。
「なあ……ソウ、見られるの恥ずかしいから目隠しするな」
仁くんは微笑んで。どこからか目隠しを持ってきて、俺の目を覆った。
これじゃあ、可愛い仁くんが見れないよおお!!
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