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人を見たら泥棒と思え17

「佐伯さんありがとうね。後は私が看てるわ」 美沙ちゃんは仁を看病する気みたいだけど、  「なあ、美沙ちゃん……美沙ちゃんは仁にまだ未練あるか?」 「ないけど何で?」 はい、即答。気持ちよいくらい即答。  「ならさ、仁、俺にくれない?」 「別にいいけど?何で?」 はい、これも迷いなく即答。  「抱いたら惚れちまった」 「はあ?なにそれ」 初めて美沙ちゃん食いついた。  やっぱ元妻だからか?  「掘ると惚れたをかけたの?うまいわ」 えっ?そこ?  食いつく所そこ?  「仁抱いたのいつ?何で?何で呼んでくれなかったのよ!撮影したかったあ!」 悔しそうな美沙ちゃん。 仁、お前別れて正解。  「それならホレ」 俺はパソコンで仁とヤッた画像を流す。  『あんっ、あんっ、きもちいい』 俺に抱っこされて動く仁をガン見する美沙ちゃん。  「タダでやるから仁ちょーだい?」 俺は移したDVDを美沙ちゃんに見せる。  「ふっふ、越後屋お主もエロよのう」 美沙ちゃんはDVDを受け取る。  「お代官様には負けますよ」 2人してニヤニヤしながらDVD鑑賞をする。  「仁、可愛いわね。私とエッチの時これ出してくれたら女王様になったのにい」 「なあ、別れた理由って何?」 「お互いMだからよ。でも佐伯さんSだから仁もこんなに可愛くなるのね」 「美沙ちゃん、そろそろ良いか?俺、もう限界なんだわ」 映像の中の仁が可愛すぎてたまらんのだよ。  「りょーかい。ケイくん預かろうか?」 気が利く美沙ちゃん、うん。仁別れて正解!  「ケイなら薬しこんだ」 「あらあ、3P?楽しみだわ」 美沙ちゃんはニヤニヤしながらDVDを持って出て行った。  邪魔者は消えた…(言ってみたかった) 仁の側に行く。  汗ばんで、エロい。  オデコを触ると熱い。  冷えピタ貼って、汗ばんだ肌を拭いていく。  着替えいるな。  シャツを出して、着替えさせるべく、少し抱き起こす。 「…ん」 息を荒く吐いて仁が目を開けた。

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