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人を見たら泥棒と思え18
「ありゃ、起こしちまったかすまん」
ぼんやりとした目で俺を見る仁。
「着替えしような」
脱がせる為………ゴホンッ着替えさせる為にシャツのボタンに手をかけた。
「や、着替え1人で出来るもん」
俺の手を払いのける仁は熱のせいでかな?萌える。
1人で出来るもん……………って、ぶはっカワユス!
「はい、じゃあ自分で着替えろ」
と着替えのパジャマを渡すと、
んしょ、んしょ、とボタンを外す仕草が5歳児並の可愛さ!
「おいたんが歌唄ってやろーな。パパパ、パッパッパジャマジャマ♪」
某子供むけ番組の歌を唄う。
まさにピッタリ!
着替え終了~
「フンだ、着れたもん」
と言うけれどボタン掛け違え。
「仁、着れてねーぞ、ほら、こっちむけ」
仁の身体を触ろうとすると、
「やら」
と俺に背中向けてうずくまる。
やら?
なんか…………
仁?
エロ甘えん坊の時仁の口癖言ってないか?
俺は仁を捕まえ仰向けに押し倒した。
「やら、はる…………さわんないで」
ビンゴ!
組み敷かれた俺の下で可愛く抵抗する仁。
「なーに怒ってんだ?」
仁はぷいと横を向く。
首筋をぺろんと舐めると、
「や、やなの!さっき、止めたくせに」
「は?さっき?」
さっきってノブんとこで途中放置の事?
「待ってろって言ったくせに車でもしてくれなかったあ」
仁はそう言うと泣き出した。
ああ、こいつ自分で何言ってんのか分かってないんだろうなあ。
くう~こんなに可愛いのにさ!
「して欲しかったのか?」
ニヤニヤとまらんぞ!
「して………欲しかったのおっ、待ってたのにい」
「そっかごめん」
可愛い可愛い可愛いだろーが!
くそくそくそ!
俺はむさぼるように仁にキスした。
両手を解放し、仁の顔を押さえて、何度も、何度も角度を変えてキスをする。
仁は俺の首筋に両手を回して抱き付いてきて、
もう…………マジで恋する5秒前(古いけど)
「仁、なあ、お前……俺のモノになれ。」
キスの間に囁く。
「んっ、はる…すき」
と仁からキスをしてきた。
イエス!
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