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人を見たら泥棒と思え20

******* 仁side  ギシッとベッドがきしんで、重みで目を覚ました俺。  月明かりに浮かぶ人影は明らかに俺の上に跨っている。 まだ目が慣れていないから影にしか見えないけど、誰かは分かった。  「ケイ?」 猫耳があったから。  「仁さん」 か細い声で俺の名前を呼ぶ。  「何やってんだよ?」 「仁さんが………もう5日も僕を抱いてくれないのが悪いんです」 「は?お前なに言って……………って、お前服着てねーのかよ」 目が慣れてケイの姿が月明かりに浮かぶ。  猫耳カチューシャを付けているものの、ケイは素っ裸。 「だから、仁さんが悪いんです」 ケイは俺の首筋に吸いつく。  はっ………、  軽く甘噛みされて、その後舐められた。  「ケイお前やめろっ」 ガシャン、  手でケイを身体の上から降ろそうとしたけど、両手が動かない。  動かす度に金属音がする。  「だから仁さんが悪いって言ったでしょ?美沙さんがくれた手錠です。」 ケイはニコッと無邪気に微笑む。  美沙め!  「仁さん………僕を犯してくれないから」 ケイは俺のシャツのボタンを外し、胸をはだけさせる。 ちゅ、ちゅ、  リップ音がする度に俺の肌にキスマークがついていく。 「ケイ、やめろ!なっ?良い子だから」 刺激しないように優しく諭す。  「嘘つき、やめて欲しくないでしょ?仁さんの可愛いおちんちん勃ってますよ」 そう………言葉と裏腹、俺のムスコちゃんは自己主張をしていたのだ。  こんの、正直者め!  「舐めてあげます。僕まだ上手くないけど」 ケイはカプンとムスコちゃんを食べた。 あああっ、だーかーらーヤバいって!  ギブ、ギブだ!  「ケイだめ、やめろ!なっ……………あっ…くふっ」 やべえ、ケイ上手い!  腰動きそう!  「んっ、仁さんのおっきくて、おいしい」 茎から丁寧に舐めたり、先を舌先で刺激したり、ケイ!グッジョブ!  て、ちがーう!  「ケイおちつけーよく考えろ!精子不味いだろ?生臭いしさ、」 「仁さんのはおいしいです」 うそやーん不味いやーん!

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