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両手に花 4話

「佐伯さんやだっ、入らないって!」 「入るよ、毎晩入れてたんだから」 そう言うと佐伯さんは俺の身体を少し持ち上げて、力を入れた。 アナルにあてがわれた佐伯さんのデカいチンコが穴を広げて入ってくる。 「む、ムリムリムリムリ!絶対入らないって!」 あんな小さな穴に佐伯さんのデカちんこ(刑事ちんこと掛けてませんっ)が入るわけ………………………んっ、 感触が分かる。 頭が入り、うわっ、なんだコレ? う〇こが逆戻りしたような? 「やっ…………はい……………っ」 入らない。そう言うつもりが、挿入ってる。 「入っただろ?」 佐伯さんが耳元で囁く。 「この感触をちゃんと覚えてろ。」 佐伯さんの言葉と一緒に腰が動き、俺の腹を両腕でしっかりと掴み、身体が揺らされる。 「あっ…………なに…… これ?」 中でゆっくり動く硬い生き物。 佐伯さんがゆっくりと腰を動かす度にその生き物はコスコスコスと出たり、入ったりを入り口で繰り返す。 佐伯さんの吐息が耳元に当たり、くすぐったいはずなのに、意識は出し入れされる俺の穴へと集中している。 まじで…………なにこれ? 痛いと思っていたのに痛くないし、ただ今まで入れた事がない場所に佐伯さんのブッといチンコが入った不思議。 「真世の指よりいいだろ?」 「……んっ、はあ……っ、へんな……かんじ」 息が荒いのは何故? 抜いてとお願いしても良い筈なのに俺は佐伯さんのデカちんこを入れさせたまま、段々と気持ち良くなっている自分が居るんだよ! 「仁、気持ちいいか?おねだりしたら入り口だけじゃなく奥の一番気持ち良い場所を突いてやるよ」 耳元で言われた言葉に、ちょっと興味はある。 どれくらい気持ち良いのか? 女を抱いていたのに、男に抱かれているのって、ぶっちゃけ避けて通りたいはずなのにさ、 「へん……うんこが逆戻りしてるみたい」 とほんの少しの男のプライドが変な事を俺に言わせる。 「もっと色気あること言えよ」 呆れたような佐伯さんはデカちんこを抜いてしまった。 あれ?激しくしてくれるんじゃあ?なんて一瞬期待した俺のバカ! 佐伯さんは俺を仰向けに戻した。 あっ、正常位でされるのかな?なんて………………何考えてんだよ俺! でも、佐伯さんはシーツをかぶせ、運転席に戻る。 な、なんだ? えっ?あれ?途中で止めちゃう? 絶対にいろんなトコ攻めてくると思ったのに! って、やっぱ俺はおかしい! 何、期待してんだよ! モヤモヤするし!ムスコちゃんは中途半端に弄られたままだからグンッとそそり立ってシーツでテントを張ってるんだよ? なに? いつもなら佐伯さんは無理やりに襲ってくるのに! 嫁とか…………んっ? 嫁とか言ってるくせに真世からイタズラされた俺にヤキモチ妬かないわけ? あれ? なーんかスッキリしない! 車が動き出した。 仰向けに寝ている視界に佐伯さんの手が映る。 意外と指長い。 ギア握る手、なんか、やーらしい! 手を見てたら、この前のトイレでのイタズラとママの店の裏でされたイタズラを急に思い出した。 あの手が俺のムスコちゃんを…………。 あの指が俺の中に。 いや、もっと違うモノ挿入されたよな俺。 あんなデカいのケツに入るんだなあ。 あの感触………………………、もっと、感じてみたかったかも。 ちょっとだけなら。 痛くなかったし。 興味あるかも………。 あ~俺、やっぱおかしい。 なんかモヤモヤからムラムラしてきた。 「佐伯さん」 「ん?」 佐伯さんの軽い返事の後に、 「もっかい入れて…………」 と言ってしまった。

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