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両手に花 7話

口にくわえるだけで精一杯。 よく、入るよなこんな…………デカいの。 舐めながら、車内で入れられた事を思い出した。 痛くなかった不思議さ。 ただ、窮屈でケツの穴って広がるんだなあって驚いた。 こんなのが俺の中に……………………………………すげえ。 興奮気味な佐伯さんの声。 チラリと見上げると、凄く気持ち良さそうな顔で俺を見ている。 頭を撫でながら俺の名前を呼ぶ。 「仁………なあっ、もお、欲しい?」 聞かれて頷いた。 だって、佐伯さんが凄く気持ち良さそうでさ、なんかね、もっと気持ち良くしてやりたいなあって! 「じゃあ、座って」 えっ?俺から? それは無理! 「やだ………佐伯さん、に入れて……ほしい」 自分で言って顔から火が出そうだった。 「仁、いいから座るだけだから、ほら、こい」 佐伯さんは俺を引き寄せる。 その後、またがって膝をついた状態にされた。 「手伝ってやるからゆっくり座れよ」 佐伯さんは俺の尻に手を持っていくと穴を広げる。 言われた通りに腰を下ろすと佐伯さんのチンコに行き当たった。 もっと腰を下ろすと佐伯さんのムスコちゃんが俺の中に頭を突っ込んで来て、 「あっ」 俺はとっさに佐伯さんにしがみつく。 思い出される感触。 指より大きいモノがゆっくりと入ってくるんだ。 「あっ…………佐伯………さんっ」 名前を呼ぶとフワリと頭を撫でられ、 「痛くないか?」 と聞かれた。 「うん…………っ、はあ……んっ、いたく…な」 痛くないけど、やっぱ変な感触。 「じゃあ、動いて」 佐伯さんに言われ、少し動いた。 くち、くち、とムスコちゃんが俺の中で動く。 「さえき…さ」 しがみつく俺を佐伯さんは引き離して、 「キスしながら動けよ」 と命令された。 いつもなら、突っぱねるけど………佐伯さんにキスをして少しづつ、腰を前後に動かした。 絡んでくる舌に夢中になる。 「仁………すきだ」 キスの間中、言われた言葉。 「佐伯さん………もっときてよ。好きなら………気持ち良くして」 つい、出た言葉で佐伯さんのスイッチが入った。 佐伯さんは俺を抱きしめるとそのまま俺を下にして倒れ込んだ。 俺の視界に自分のつま先が離れて2本見える。 リアルに両足広げてんだなあって思った。 嘘みたいだ。まさか佐伯さんとエッチな関係になるなんてさ。 男同士のセックスって、こんな気持ち良いんだなあ。 だって、佐伯さんはフェラも愛撫も上手すぎ! 凄い気持ちいい。 こんな気持ちいいのに、何で覚えてないんだろう? 佐伯さんはペロペロと首やら腕やらを丁寧に舐めている。 指先をパクンとくわえ、舌を絡ませ舐める仕草がエロい。 そして、俺の口の中にも佐伯さんの指が入れられた。 佐伯さんが俺のを舐めているのと同じように指を舐めてみる。 佐伯さん…舌がエロいってば! 気持ちいい………。 でも、だんだんと頭が真っ白になってゆく。 ******* エロ佐伯side チュパチュパと指を吸う仁がエロくて可愛い。 子猫にほ乳瓶でミルクあげた時にウットリとした目で吸うじゃん? あんな感じ。 いやあ、いいもん見てるわ俺! 仁を寝かせて頭を撫でてやると、気持ち良さそうにニコッと笑う。 くうぅ!何ね?何でそんな可愛いとね? もう、ぐっちょんぐっちょんにしちゃる! そろそろ、エロかわ仁のスイッチを押そうかな? ぐへへっ、おいたんが気持ち良くしちゃるけんね。 さあさあ、足を広げてエロい格好をして貰おうか! 「仁、足を」 広げろよ。と言おうとする俺に、 ぎゅっと抱き付いて来た仁。 「はる……」 はる? はる、ですと? あれ?もしかして、勝手にスイッチ入っちゃった? 「仁、はるちゃんが好きかな?」 とりあえず確かめてみる。 正常な時は答えてくれないのだが?どうだ? 「んっ、すき」 でたーーーっ! んっ。 うんじゃなくて、んっ。 気持ち良くなりまくってたのかあ。 もうちょっと正常仁バージョンで楽しみたかったけどな。 まあ、これはこれで可愛いからいいんだけどな。

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