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宵越しの金は持たぬ 4話
ケイを下に。 クリクリした瞳が俺を見ている。
おでこに……………………したら怒るよな?
俺は顔を近づけてケイのやわらかい唇にキスを落とす。
軽いキス。
チュッとして、またキス。
3回目の時にケイが唇を薄く開いたので思わず舌を侵入させた。
「んっ……」
ケイから漏れる甘い声。
くちゅくちゅと唾液が絡む音。
ケイの両手が俺の首筋に回された。
「ケイ…」
唇を離すと、
「や、もっと」
とケイはキスをねだる。
深いキスを何度も交わして、再び唇を離すと、
「景那」
と言葉を発した。
「ケイナ?」
「そう、ケイナです。僕の本名」
とケイは俺を見つめる。
「名字は?」
「名字は………僕のチンコ舐めてくれたら言います」
と真顔で言われた。
またチンコかい!
「年は?」
「仁さんのを」
絶対にチンコと言うだろうと唇で塞いだ。
ケイは身体をくねらせて反応している。
何度もキスをして、また離れた。
「仁さん………抱いて」
ケイはそう言うと俺にキスしてきた。
抱いてと言われても…………。
何故かハルさんが脳裏にちらつく。
「ケイ、これ以上はダメだよ。ここは病院だから」
俺はキスまでしたくせに奇麗事を言って起き上がる。
ちゃんと言わないとダメだよな。
ケイに期待させてしまう。
「ケイ、俺は…………ハルさんに抱かれた。ハルさんと付き合うと思う」
傷つくかな?
泣くかな?
俺はケイが発する言葉を待つ。
「…………………………………仁さん、僕愛人で大丈夫です。」
はい?
いま、何と?
「佐伯さんにはチンコ入れないんですよね?だったら良いです。チンコ入れるのは僕だけで!」
そう言って抱きついてきた。
えっーーと?
うーーん?
ジェネレーションギャップ?
もう、俺どうして良いかわかんなーーい!
俺は頭を抱えた。
何だよコレ!
困ってしまって、 ワンワンワワン~だよ!
「仁さん」
後ろからケイに抱きつかれる。
「僕、仁さんの側に居れれば良いんです」
背中に感じる体温。
「俺のどこがいいの?」
ずっと不思議だったケイの俺に対する感情。
「チンコがデカくてエッチが上手い所」
ぶはっ、と吹き出しそうだった。
「ケイ、お前なあ」
振り向くと、俺はフリーズする。
ケイ、
お前、
いつ服脱いだんだよーっ!!!
ケイは素っ裸。
「服着なさい、風邪引きます」
思わず先生みたいな口調。
「酔ってない仁さんに抱かれたいんです。」
そう言ってケイはベッドに横たわり、足を広げる。
自分の指を唾液で濡らしてあわらになったアナルに指をくちゅと挿れた。
「……んっ、」
くちゅり、
くちゅ、
俺の前でケイはオナッている。
いやらしくて、 色っぽくて、 目が離せない。
「仁さん………んっ、………はあっ、んっんっ」
艶っぽいいらやしい声で俺の名前を呼ぶ。
自ら腰を振り、荒々しく息を吐く。
「きて………仁さん」
潤んだ瞳に赤く染まる頬。
いやらしいケイを見て俺のチンコは絶好調!
「いれて………仁さん」
誘うケイ。
もっとみたい。
いやらしいケイを。
ケイのムスコちゃんは勃起していて、
そのムスコちゃんを俺はついパクンとくわえた。
ケイの指を抜き、俺の指を奥まで突っ込む。
「あっ、ああっ、仁さん仁さん」
ケイは激しく乱れだし、
その声に刺激された俺はケイのムスコちゃんをジャブジャブとフェラしながら、指も出し入れする。
あっあっあっ、
ケイの声が遠くに聞こえる。
ケイの中の指を奥へ奥へと入れてクイッとねじらせる。
「ひゃあっ」
ケイの悲鳴。
グリグリと中で指を何度もひねらせる。
「ああっ、」
ビクン、ビクン、と痙攣するケイの身体。
やがて、俺の口の中に青臭さが広がった。
ケイが口内射精をしたから。
俺は気にもせず、それを飲み込んだ。
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