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第九章・5
衛は、甘美な刺激に身を任せていた。
(早紀の奴、一体どこで勉強したのやら)
初めて施してもらった時とは、格段に違う。
それほど、早紀の行為は上達していた。
下半身の痺れが、全身に広がり始めた。
髪の先まで、電流が走っているようだ。
衛の引き攣りは、早紀も感じていた。
(これは、もうすぐ来るかも)
そう考えて、衛を喉奥までいざなった。
柔らかく温かな早紀の咥内に締め付けられ、衛はついに限界を迎えた。
「早紀。早紀、いけない。放すんだ」
「……」
「このまま出すぞ。いいのか?」
「……」
返事の代わりに、早紀は思いきり強く衛を吸った。
あ、ダメだ。
私の負けだ。
衛は、ついに早紀の咥内に射精してしまった。
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