62 / 145

第九章・5

 衛は、甘美な刺激に身を任せていた。 (早紀の奴、一体どこで勉強したのやら)  初めて施してもらった時とは、格段に違う。  それほど、早紀の行為は上達していた。  下半身の痺れが、全身に広がり始めた。  髪の先まで、電流が走っているようだ。  衛の引き攣りは、早紀も感じていた。 (これは、もうすぐ来るかも)  そう考えて、衛を喉奥までいざなった。  柔らかく温かな早紀の咥内に締め付けられ、衛はついに限界を迎えた。 「早紀。早紀、いけない。放すんだ」 「……」 「このまま出すぞ。いいのか?」 「……」  返事の代わりに、早紀は思いきり強く衛を吸った。  あ、ダメだ。  私の負けだ。  衛は、ついに早紀の咥内に射精してしまった。

ともだちにシェアしよう!