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第十六章・7
きれいに衛と併せていた早紀の動きが、合わなくなってきた。
「あ、うぅ、ん。あ、あぁ、うぅ!」
腰のうねりが、ひどく淫らだ。
そう時を置かずに、早紀は大きく悶えた。
「あぁああ!」
体を震わせ、精を飛ばす早紀。
そのペニスを、衛は大切に手のひらで包んだ。
「あ、ダメ! 衛さん、だめぇ!」
イッたばかりの体に、さらに刺激を与える。
早紀はすぐに回復し、とろとろと蜜をこぼした。
「今夜は、何回イけるかな」
「もう、ダメだってばぁ。あぁ、あ。うぅ……ッ!」
腰を打ち付けながら扱いてやると、早紀は簡単にオーガズムに達してしまう。
下半身の痺れを感じながら、泣きながら衛におねだりしていた。
「ね、お願い。もう、もうダメ。早く、ちょうだいぃ……!」
かすれた声が、まるで早紀のものではないような響きだ。
衛は新しい彼の魅力に、震えた。
「早紀、愛してるよ」
「ま、衛さぁん!」
衛は、早紀の体内に大きく注ぎ込んだ。
熱い精を、たっぷりと放った。
「あぁああ! んぁ、はぁ、あぁ!」
「早紀……」
引き攣った後、早紀はくったりと力を抜いた。
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