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EX 2 元少年王子はオンラインゲームの世界でも翻弄される ~ ※ 強姦?
side:リシェ
久し振りに涼一さんの家にゲームをしに来た。
家には毎日来てるんだけど……大抵エッチになってしまってゲームをやるような時間は無くて…。
今日は涼一さんが用があるらしくて、家で待ってるように言われたから。
涼一さんの家に着いてお手伝いさんに通して貰うと、すぐ地下へ。
地下室は防音になっていて、ゲームのフルダイブ機?とかいうのが置いてある。
≪ロイヤル・ラブ・オンライン≫
実は僕の姉さんが開発者なので、涼一さんの家に来なくてもプレイ出来るんだけど、姉さんに言って借りるのが嫌だから…あそこに入るんだって思われるのが…。
と言うわけで初めて一人で入る…ちょっとドキドキする。
世界に入るとここでの僕の名前は『リシェ』で登録されている。
本名バレはダメだからね。
外見は僕のままだけど、髪の毛も瞳の色も金色で耳の横の毛が長め。
白いマントが付いた金刺繍入りの王子服。
腰に剣をぶら下げている。
うん、ファンタジー。
…実は僕の前世の姿なんだけど、姉さんの手で何故かゲームキャラクターになっていた……馬鹿じゃない?
しかも……ステータスの『魅了99』って、言ってたけど本当にやるなんて!
深く溜め息を吐いてから気を取り直す。
今の僕は前世と同じ種類の魔法が使えるから、早く使ってみたくって。
早速フィールドに出てみた。
この辺りには弱い魔物しか居ないけど、試すなら丁度いいし。
因みにこのゲームは以前はアドベンチャーゲームだったけど、このオンラインでは開発の都合上RPGになったらしい。
適当に目に付いた魔物に近付いて攻撃して貰う。
痛くは無いけど衝撃はそれなりにあるから、本当に喰らってるみたいに錯覚する。
すぐに僕は治癒の魔法を展開する。
治癒は光魔法。
黄金色のエフェクトが発生して、掠り傷が消えていく。
自分でやっておいてなんだけど、凄い!
ん、あれ?
そう言えばさっきの魔物の追撃が来てない。
視界を周囲にやると…魔物が仲間になりたそうにこっちを見ていた……。
その後遇う魔物遇う魔物みんな仲間になってしまったけど……もしかしてこれが『魅了99』!
…安全だけど、レベル上げとかどうすれば……。
強い敵とかには効かないのかも?
一人ではそんな所行けないから、やっぱり涼一さ…アレク様を待つしか無い。
街に戻って……さあどうしよう?
取り敢えずログアウトして、この件について文句を言わないと遊べない…。
「あっれー、君リシェール王子じゃない?」
「え…?」
ビックリした。
いきなり前世の名前で呼ばれた…いや違う。
このゲームの元々のキャラクター…僕の子孫に当たる、そっくりな顔のリシェール王子の事だ、きっと。
「へー…凄い再現率だね。目の色だけオリジナルなんだ。」
僕とリシェールは瞳の色だけ違う。
僕は金色だけど、リシェールは紫。
「え…っと?」
「ああ、ねえ君リシェールのアバターって事は……そういうつもりだよね?」
「…そういう…?」
思わず首を傾げる。
「……可愛いね…。」
いきなり顎が捕まれてキスされた。
「…っ!?」
慌てて胸を押すけど、びくともしない。
「だってこれアダルトゲームだよ。こんな綺麗な顔してるんだから…犯って欲しくて来てるんだよね?」
忘れてた!
うっかりしてたけど、アダルトゲームだった!
口が解放されてすぐ男が言ってる事に気付いた。
VRで感じる刺激って、さっきみたいに攻撃を喰らってダメージを受ける楽しさみたいなものもあるけど、本来はそういう目的で楽しむ人も居るんだった!
「ご、御免なさい、僕は違います!」
慌てて男から離れようとするが、腕が掴まれてしまう。
「は、放して下さい!」
僕は咄嗟に光弾の魔法を展開しようとして…。
「っ…あああっ…!」
何か衝撃を喰らって叫んでしまい、身体の力が抜けて崩れ落ちそうになったところで、男に抱き止められる。
痺れたように身体が動かない。
「駄目だよ、そんな可愛い顔でオイタしたら。」
そう言うと、男は僕を姫抱きして人気の無い所に移動した。
僕を躊躇無く攻撃したって事は…この人もしかして、プレイヤーキラーってやつじゃ…。
ゲームなんだから怖がる必要は無かったけど、今の僕は喰らったのがショックで、そこまで考えが回らなかった。
視線だけでここが何処なのか探るけど、どっかの路地裏としかわからない…。
HPが減っていないという事は、状態異常…麻痺になってる。
「さあ、遊ぼう、リシェちゃん。」
楽しそうに僕のマントを外して敷いてしまい、その上に僕の身体を仰向けに寝かせると、上に乗って来る。
脱力したようにちっとも動かない身体で、麻痺が解けるのを待つしか…。
「…っ!」
下半身が脱がされて叫びたかったのに声にならない。
「何か言いたそうだね。」
面白そうに男は言うと、口の麻痺だけ解いたようだった。
「やめてくださ…。」
それだけ言うのに必死だったけど、男は気にせずにさっさと僕の股間を握ってくる。
「っ…さわ…らないで…っ!」
首を振って訴えるが、手早く扱かれる。
「~~っっ!?」
擦られてすぐに気持ち良く感じる、おかしい、何か変だ。
荒く息を吐きながら男に問い掛けの眼差しを向ける。
「ああ、気付いた?ちょっと弄ってリシェちゃんの感度を十倍にしてみたんだ。チートってやつかな。」
「ぅ……あ…ゃめ……ふああっ!!」
擦られてから数分で出しちゃった……。
「も、もう……ゃめ…。」
動ける!咄嗟に魔法を使おうとしたら……。
「く……あああっっ!!」
またさっきのを喰らう。
感度が上げられたから頭の芯かがくらくらする。
「イっちゃった?いい悲鳴上げるね。」
虚ろになりながらぼんやりと視線を男にやると、男は自身を取り出していた。
もう、抵抗する気力が……。
攻撃しようとするとまたやられる…。
躾でもされたみたいに抵抗が出来なくなった。
「イイ子になったね。下と口どっちでやってくれるのかな?」
麻痺が解かれたけど逃げる気力が残ってない。
取り出されたモノを渋々咥える。
「先端からゆっくり根元まで舐めて。」
言われた通りに舐めていくと、眼前で男のモノが更に大きくなる。
「そう、いいよ。袋も舐めて、転がすように。」
「ん……んっ…く…。」
片方舐め終えるともう片方も…。
「んっ…!?」
突然口に突っ込まれて、男の精液が口の中に注がれる。
「全部飲むんだよ…一滴でも零したらお仕置きだ。」
「…っ…ぅん…んっ!」
咽せそうになりながら必死で飲むけど量が多過ぎて追い付かない。
「けほっ…!」
「あーあ、出しちゃったね。」
「もぅ…やめっ…っ!」
嫌だと首を振るが、男は僕を引き寄せて背中から抱き抱えるように膝に乗せる。
「リシェちゃんさ、リアルでも会おうよ。気に入っちゃった。本名教えてよ。そうしたらきっと探せるから。」
冗談じゃない。
気力を振り絞って立ち上がろうとすると、後ろから指を挿れられてしまった。
「ひぁ……っ!」
指を挿れられただけでイきそうで、耐えるために孔に力を入れる。
「リシェちゃん、指そんなに欲しいんだ。」
「ふ…っあああ―っ!!」
2,3回中を弄られただけで、またイってしまった…。
拙い……これは拙い…。
「さあリシェちゃんをいただきます。」
僕の身体を後ろから抱き抱えて座る男。
「お、お願……挿れないでっ…!」
必死に懇願するけど、ゆっくり入ってくる。
「ぃ…あっあああ――っ!!」
余りの感度に挿れられただけでイってしまう。
「リシェちゃん、そんなにこれが好きなんだ。じゃあいっぱい中に注いであげるね!」
出されてしまう!
「中いや…っ!やめ…てっ!」
口で何を言ってもまたもイきそうで、どうにかなってしまいそうで。
「ほら、お名前は?」
挿れられただけでイってしまった敏感なそこを追い上げられて、突き上げの一回一回で達してしまう。
「あああっ!!ん…ああ…せりざわゆず…き…。」
「よし、ゆずきちゃん、リアルで会いに行くね。」
満足そうに言われる言葉が恐怖しか感じない。
でも今はエッチの事しか考えられない!
「さあ…ゆずきちゃんの中に出すよ…。」
「ああっ!あっ!出してっ!ゆず…きの中に!」
中全体が気持ち良くて、もっと擦り上げて欲しくて堪らない。
「いっぱい出してあげるよ、ゆずきちゃん!」
ドクドクと中に大量に注がれてしまう。
「ふ…っあああ―――っ!!あああっ!!」
何度も絶頂を迎えてしまう。
「すぐ会いに行くから待っててね、ゆずきちゃん。」
耳を食まれ、服の上から乳首を弄られる。
「あぁん…っ!もっとぉっ!!」
腰を自分から揺らして男をねだる。
もう全身が性感帯になってしまったような…戻らなくなったらどうしよう…。
「…本当に俺のリシェは艶っぽ過ぎる。」
「え…?」
男の姿が変化していく。
「あ…アレク…さまぁ!?」
何が起こっているのかわからず、動揺の余り中のアレク様を締め付ける。
「っ…一度出すぞリシェ…っ!」
しこりをやられてびくびくしながら何度も果ててしまう。
「…っ…リシェ!リシェ!」
「ああっ!あれくさまっ!あああ―――っ!!」
本来ならもう出ないだろう精液を何度も放ちながら達してしまった。
ゲームだから…。
「リシェの姉さんに頼まれたんだ。一人で入る時は危ないから教え込んでやってくれって。」
GM権限とかいうのでアレク様は姿を変えていたらしい。
あと僕の『感度十倍』も…。
一連の流れは全て姉さんのシナリオだったらしい。
危険性を教えるにしたって、弟を何だと思ってるんだ…。
「済まない、やり過ぎた。リシェが可愛い過ぎて…。」
僕を半回転させて向かい合わせになり、うっとりと僕を見るアレク様。
「怖かったけど……アレク様になら何をされても平気です……。」
ぎゅっとアレク様の背中に腕を回して伝える。
「リシェっ…!」
僕の中のアレク様が一際大きくなった。
いつの間にか感度十倍は解かれていた。
「あぁ…っ…あれくさま…僕に興奮してくれてる…?」
「ああ…興奮しっぱなしだ。リシェはしょっちゅう俺を煽りまくるからな。」
「だから煽って…。」
「愛おし過ぎて、リシェが向けて来る眼差し、浮かべる表情一つ一つにそそられてしまうんだ」
「…っ…アレク様…。」
言葉を遮られてそんなふうに言われたら恥ずかしくなってしまって、顔を赤くして、アレク様から目を逸らしてしまう。
「ほら、その表情…そんな顔をされたら…滅茶苦茶にしたくなる…!」
穏やかだったアレク様の表情が、狂暴な顔に変わり、中を突き立てる。
「あっ…ああっ!あれくさま…っ!りしぇをもっとめちゃくちゃにしてっ!」
「っ……っ!」
「あ…ああっ!イっちゃ…あああ―――っっ!!」
激しい擦りと突き上げで、アレク様の精がまた中に放たれて、同時に絶頂を迎えた。
…こんなに気持ち良くて、エッチばっかりしか考えられなくなったらどうしよう……。
「そう言えば衝撃波、平気だったか?」
「……あ、あれ。ビリビリ感じたけど、怪我もしてないし痛みも無かったから、大丈夫です。」
さすがにゲームだから、やり終えた後は余り身体に負担も無く、呼吸も殆んど乱れて無かった。
今ここはアレク様が闇魔法でプライベート状態にして、声や姿は外に認識されないらしい。
今頃ここが建物の外である事を思い出した。
「リシェが余りに強くて、咄嗟にリシェを傷付けない魔法を選んだらあれしか無くてな…。」
男を演じている時も、抱き留めてくれたり、地面に寝かさないようにしたり座位にしてくれたりと、よくよく考えたら大切に扱って貰ってた。
「リシェは強いけど、一人の時は気を付けてくれよ?」
僕に対してのお勉強だった今回。
確かに僕はこの事が無ければ、いつかはこういう目に合っていたかも…。
「……リシェはアレク様がずっと傍に居てくれるって信じてますから…。」
ね?と目を覗き込んで、窺うように甘えてみた。
自分でやっておいて恥ずかしくなった…。
「……リシェ…っ!!」
「ふぁああっ!あ…れくさまぁ!またイっ…ちゃぁあ!」
狂暴スイッチを入れてしまったらしく、それはもうガンガン突き上げられた…。
その後、リアルでゲームでと毎日アレク様とエッチ三昧。
リアルまでエッチの事しか考えられなくなったら本当にどうしよう……。
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