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「ルカの熱」※
「……ん、ンっ…………は……」
「――――……舌、出して」
「ふっ……ん、んんっ……」
出した舌舐められて。ぞくぞくして、びく、と震えると、舌を激しく絡めとられて、吸われる。
「……ん、ぅ……っ」
きつく抱きしめられて、頬から顎を抑えられて。
今度はルカの舌が中に入ってきて、口内を、めちゃくちゃ舐められる。
「……ん、ふっ……っ!」
ルカのキスで、熱くなるほど、後ろのが動く気がする。
ぞわっとした快感に、キスされながら、ビクビク震えていると。
「――――……後ろの気持ちよさそうだな?」
「……っ……」
「こういうの、好きなのか?」
…………好きも何も、っ……初めてだし!
……ていうか、オレ、ほんとは、こんな事される側じゃないし……!!
「すげえ反応してるし」
ルカの手が、オレのに触れて。クッと笑う。
「ん、あっ……」
「……こんなので、こんな感じて――――……エロいなあ、ソラ」
そんな事を囁きながら、耳に舌が入ってくる。下は、めちゃくちゃ刺激されて。
「……っん、う……っ」
なんかもう、あっという間に、達しそうになって、耐えていると。
ルカの空いてる手が、後ろに回って、尻に触れて――――……何すんのかと思ったら。
ぐい、と、中に指を入れて、中のを更に奥に押し込んだ。
「………………っ!!!」
声も出せずに達して。しばらく、快感が強すぎて、真っ白すぎて、動く事も出来ない。
びくん、と体が震えて、その震えで、止めてた呼吸が、ふっと、戻った。
「……っ……あ……っ……る、か」
ぎゅ、と抱き付く。
「……ごめん、て、ば…… もう、キス――――……させない、から……」
もう、きつくて、涙が溢れ落ちてくる。
見つめ合った瞬間。
ぐい、と抱き寄せられて、唇を塞がれる。
「……んん…っぅ……っ」
後ろに触れたルカの指が中に入って、中で動いてたそれが、引き抜かれた。
「ひ、ぁ……っ」
ぎゅう、としがみついてしまう。唇を塞がれて。背を壁に押し付けられた。
「……っふ……?」
脚を上げさせられて。
キスされたまま、ルカを見上げる。
なんか――――……すごく、熱っぽい顔。水に濡れた髪が、色っぽい、なんて思ってしまう。
「ソラ?」
見つめていると、少し唇が離れる。触れそうな位近くで、名を呼ばれて、見つめ返される。ルカの瞳って――――……真っ黒かと思ってたら、近くで見ると、少し、青い。
……キレイ。
じっと見つめてると――――……ぐい、と脚をより開かれて、中に、熱いのが押し込まれて、仰け反った。
ぎゅ、と瞳を伏せて、ルカの体にしがみついた。
「……あ、ぁっ……! ん、んっ……」
「――――……ソラ……」
耳元で、囁かれると、ぞくんとした感覚が、背筋を走る。
「……あ――――……っう、んっ……っ」
浮いたみたいな形で中を抉られて、涙が止められない。
痛くは、ない。ルカのが、奥まで押し込まれても、気持ち良すぎるだけ。
「――――……や、あ……っ……んンっ…」
声を上げた唇をまた、深いキスで塞がれて舌が絡む。
「ん……っ……る、か……っ」
ぎゅう、と抱き付いた瞬間。ぐい、と深く貫かれて。
抱き付いてるルカの体が震えて。 中で、ルカが放ったのが分かる。
「う、ん――――……んん、んっ……」
「――――……出されるの、気持ちイイ? ソラ」
「……っん。……きも、ちいい」
答えると、すぐにまたキスされる。
ずる、と引き出される感覚に震える。
抱え上げられてた脚が戻されて、立たされる。
ルカがシャワーを出して、オレと一緒に浴びる。
「――――……っ」
脱衣所に連れ出されて、バスタオルでざっと拭かれた。ルカが自分を拭いてる間、足が、ガクガクしてきてて、どうしよう、と思っていたら。ひょい、と抱えられた。
「――――……」
そのままベッドにふわ、と背を沈めさせられる。
ルカが髪に触れて、何か唱えたと思ったら。
ふわりと吹いた温かい風が髪を包んで。
「 ――――……うわ。乾いた??……すご……」
言うと、ルカは、くす、と笑った。
「ソラ」
ちゅ、とキスされる。
――――…… 許して、くれたみたい。
触れ方が、優しくなった。
良かった。
なんて思って、ほっとしたのも束の間。
背をベッドに沈められて、ルカが押し乗って来る。
真上のルカの瞳は、やっぱり、青みがかってて――――……。
なんかキレイで、ズルい。
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