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「乱される」※
「少し外飛んで来い。良いな?」
「みゃ」
ルカの声と……ミウの声。
朝日。っぽい光。
――――……なんかすごく、寝た気がする。
なのにだるい……。
「ソラ」
ルカに呼ばれる。
「起きねえと――――……ま、いいか。その内、起きろ」
なに――――…………?
ギシ、とベッドが軋んで。
布団が――――……めくられ……?
「っ……!」
急な、キツイ刺激に、声も出せずにびくん、と震えるしかなかった。
「……っあ、あ……っ」
下、見なくても分かる。
ルカに、くわえられてて。
一緒に、オイルでぐちゃぐちゃにされたそこに、指が――――……。
「や、あ……あっ……ああっ!」
中の、感じる所、トントン、突かれて。
「あっ……!!」
あっという間に、快感に飲まれてしまう。
「あ……はぁ……は――――……っ」
「……早いな、ソラ」
オレの脚を広げさせて押さえつけてた手は、離された。
ルカが上に体を起こしてきて、唇を奪われる。
けれど、中は、刺激されたまま。指が増やされて、ぞくん、と震えた。
「……お前の味、する?」
舌を絡めてくるルカに、クスクス笑って言われるけど。
正直、そんなの、気にしてられるような、状態じゃなくて。
あっという間にイかされた体は、出してもまだ熱すぎて。
中の指は、その熱をどんどんあげていくし。
「ル、カ……っ」
ぎゅ、と抱き付く。
「――――……お前昨日のこと、覚えてる?」
「……っわ、かんな……」
「女に飲まされて、倒れるってどーなんだよ……」
「…………っ」
「狙ってた女もな。まさか倒れられるとは思ってなかっただろうけど……」
く、と笑いながら、ルカは、後ろから指を抜いた。
…………狙ってた女?
何だっけ、それ……。
「あ……っ……んん、ふ……っ」
舌を奪われて、息が出来ないまま、脚を割られてあげさせられて。
考えてた事とか、全て吹っ飛んでいく。
「っん、んんっ――――……ひゃ……あっ!」
突き上げられて、仰け反る。
瞬間、絡んでた舌が外れたけれど、すぐにまた絡め取られた。
「ん、ンん、ん、ぁ……っ……」
舌を全部、ルカに奪われてるみたいに激しく吸われて息もまともにできない。激しく突き上げられて、ビクビク震えていると、不意に乳首を摘ままれた。
「ん、ぅっ…… はっ……はあ、んっ……」
また、触れられてないのに、イっちゃっ、た――――……。
「――――……気持ちいいか?」
「……ん」
キスされたままなので小さく、何度も、頷く。
体――――……頭?
もう、全部、溶けそうな位、熱い。
「……る、かぁ………」
ぎゅ、と抱き付く。
……どう、しよう、気持ち良い。
「――――……っ中、すごい絡む。締めてんの、分かるか?」
ルカの声が上擦る。瞳を開けて、ルカを見つめると。めちゃくちゃ、興奮してる顔、してて。
「……っうん、わか、る……」
なんか――――……心の中から……なんか、ゾクゾクしてきて。
ルカの刺激で感じるのと合わさって。
体がビクビク震えだした。
「あっ……ん、ん……き、もち……」
「――――……はっ。エロすぎ、お前……」
ルカがそう言って、奥まで突き上げて、そこで、精を放つ。一緒にまたイってしまった。快感が怖い程で、ぎゅう、とルカに抱き付いて、波を堪えてると、そのままゆるりと動き出したルカに、中を掻きまわされる。
「あ ――――…… っあ、んっ……だ、め」
「ダメ?」
「……だめ……っ」
「何で? こんな絡んでくんのに?」
「……っんあ……っは、あ……」
もう、中で、硬い。
さっきとは違う、今度は、気持ちいい所を狙って、小刻みに突かれる。
ルカの放ったので、卑猥な、音が、響いてきて。
気持ち良いのと恥ずかしいので、おかしくなりそう、になる。
「……っあ、あ……んっふ――――……」
脚をぐい、と更に上げられて、奥まで入り込みながら、体を上にあげてきたルカに覆いかぶさられて、また深く唇を塞がれる。
ルカの、エッチって――――……
……っ……なんで、こんな、激しいんだよう……っ
「……っもう、むり……」
「はー? 早すぎ。いーから、そのまま、喘いでろよ」
「……ん、あっ! ふ――――……んぅ」
のけ反らされて、キスされて、全身、ルカのしたい放題、乱されて。
手に力が入らなくて、ずるりと、ルカから滑った。
滑った先で、シーツを手繰り寄せて、握り締めた。
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